アンビバレンツ

昨日の朝、まもなく家を出ようという時間のこと、
Kouは非常にアンビバレンツな状態に陥ってしまったのでした。

「おかあさん！」
切迫した、緊張感の伝わってくるような叫びで、
「今何時っ！？」と聞くので、
「7：28だよ…。どうしたの？」

何事かと思えば、便意を催したらしい。
「おかあさんっ！　どうしたらいいのっ！？」
ほとんど涙目になっています。
それは、なんと、7：28（家を出発する時間）に襲ってきた便意だったのです。
Kouとしてはもう家を出ないといけないのに、トイレに行きたくなってしまったわけ。

トイレに行きなさい、トイレに！！
スクールバスに遅れても、お母さんが学校に連れていってあげるから！

なんとか説得し、無事にトイレを済ませて、スクールバスにも間に合いましたが、
ほんとに、こんなささいなことでも、スケジュール変更は大騒ぎですわ。

自閉症児はえてして「儀式性」が高いらしいです。
儀式性というのは定型的というか、とにかく何をやるにしても「決まりごと」が多いんです。
服を着る順番なんかもバッチリ決まっているらしく、テキトーに流そうとする母といつもせめぎ合っているのですね。

Kouの場合、朝のタイムスケジュールは分刻みです。
6：30起床
6：50テレビのチャンネルを教育テレビに変える
7：00食事
7：15着替え
7：20トイレ
7：28登校

このタイムスケジュールは早くなるのも遅くなるのも×！
（ちなみに6：30起床というのは365日変わらない習慣です。たまに勘弁してほしい日もありますけどね…）