映画鑑賞感想綴

映画館で観た映画の感想です。

『舟を編む』

2013年05月29日 | Weblog
 ☆☆☆☆★(満点5星)

 原作が本屋大賞を取った時から気になっていて
 平積みの原作本に映画化決定の帯を見た時は
 読んでみたかったけど、映画でいいかと思って
 心待ちにしてました(^-^)

 それから予告を観た時に、主演の松田龍平くんを観て
 なぜかお父さんの優作さん主演の「それから」を
 思い出してしまって、楽しみに観て来ました。

 龍平くんが走るシーンがあるんですけど、
 それが優作さんが「太陽にほえろ」や
 「探偵物語」で走る姿とそっくりで、
 まぁ~親子なんだから当たり前なんだけど
 変なところでも感動してしまいました。


 改めて日本語の言葉の多さ、面白さや難しさを
 辞書作りというプロセスを通して感じられる
 新しい切り口からの作品のように思いました。


 主演の松田龍平くんと宮崎あおいさんは
 普通に良かったのでさて置き、
 主演をはれるくらいのオダギリジョーさんを
 脇に置いて、他にも小林薫さん、加藤剛さん
 渋いところでは伊佐山ひろ子さん、
 超ベテランの八千草薫さん、渡辺美佐子さん、
 みなさんいい味を出していて主演の二人を
 完璧にフォローしていたと思います。

 長い月日が掛かる辞書作りと一緒に成長する人が
 上手く描かれている素晴らしい作品でした(^_^)v

 

『ぺタル ダンス』

2013年05月18日 | Weblog
 ☆☆☆☆★(満点5星)

 今回はチラシを観た時に出演者の
 宮崎あおいさん、安藤サクラさんと
 今とても気になる女優さんが二人も出ているのをみて
 これは見逃せぬと思って観て来ました(^-^)

 予想した通りのテイストの作品で
 何て説明したらいいか・・・
 分かって頂ける方には、などと逃げては
 いけませんが、ヌぼォ~~~~~
 っていうような感じです(^_^;)。

 今作の中には、“親友との間の気まずさ”
 というテーマが見えたような気がしました。
 親友と思える友人でも、他の友人とは少し違う
 独特の気まずさを感じる時があって、
 その気まずさを上手いことジンわりと
 映像にしていて、ほのぼのとも違う
 温かさのある作品に感じました。

 何だかんだ書いても今作は、宮崎あおいさん、
 安藤サクラさん、吹石一恵さん、忽那汐里さんの
 4人と言いたところですが、吹石一恵さん、忽那汐里さん
 には悪いですが、宮崎あおいさんと安藤サクラさんの
 2人で充分なくらいの存在感を見せていて
 素晴らしい若手の女優さんでした。

 こういうテイストの作品、好きです(^_^)v  

『ジャッキー・コーガン』

2013年05月16日 | Weblog
 ☆★★★★(満点5星)

 予告を観た時に面白そうと思ったので
 期待を持って観に行って来ました。
 
 これまでもよくあることだけど、
 これがまたよくなかったのかなぁ~(-_-;)

 この監督とは「ジェシー・ジェームスの暗殺」でも
 組んでいるが、今作ではブラッド・ピットである
 必要性を感じないというか、こんな役なら誰でも
 いいような気がしたし、はじめに出てくる
 チンピラと何ら変わらない感じがしたし、
 チープというか軽薄な作品だと思いました。

 政治的な映像がたくさん使われていて
 そんなメッセージも含まれていたかもしれないが
 それもまた直接過ぎてチープさを増幅されたかも。

 殺し屋なのに・・・なんて場面もあって
 アワアワアワアワァァァ~~~って感じでした。

 久しぶりに辛口になってしました(^_^;)

 アメリカではどんな評価だったんだろう?

 救いだったのは97分という短めなとこかな(^o^)