映画鑑賞感想綴

映画館で観た映画の感想です。

『アジョシ』

2011年09月30日 | Weblog
 ☆☆☆☆★(満点5星)

 久しぶりに韓流映画を観て来ました。

 まぁ~アクション凄いです、しかもエグさもありで、
 日本映画でここまでヤル作品は最近ではないかもしれません。
 北野映画くらいかな・・・三池作品もあった。

 それに加えて設定の韓国闇社会が凄過ぎです。
 いくら闇社会でもフィクションであってほしいと願うばかりです。

 
 内容的には、終始ハラハラドキドキさせてくれて
 最後はどうなるかと思ったけど、ホッとした終わり方で
 納得出来て、しっかり楽しめる?作品でした。
 

 主演のウォンビンの前作「母なる証明」も観ましたが
 全くタイプ違う作品、役柄で見事に良い演技だったと思います。
 さすがに去年の韓国ナンバー1作品で韓国アカデミー賞を
 総なめにした作品だけのことはありました。

 それにソミ役(子役)キム・セロンちゃんも
 見事な演技だったと思います。
 前作の「冬の小鳥」も機会があったら観たいと思います。

 
 3月の震災以降、“希望”という言葉が気になり
 それまでは気恥ずかしい言葉だったけど
 今はとても素敵で大切な言葉だと思っています。

 この作品にも“希望”を感じました。
 

『東京公園』

2011年09月07日 | Weblog
 ☆☆☆★★(満点5星)

 「ユリイカ」や「サッドヴァケイション」の
 青山監督の作品だったので、観て来ました。

 今までとは、だいぶ作風というかが違っていて
 こういう作品も撮るんだぁ~という印象です。

 この作品はタイトルや会話のシーンの撮り方などから
 小津安二郎監督へのオマージュ的な作品なのかなと
 途中から思いながら観ていました。

 また、セリフの中にも昔の映画のタイトルを引用したり
 きっと、気づいてみやげれぇー的な演出なのかなかと
 勝手に面白がって観ていました。

 これは後から知りましたが原作本があったんですね!
 このセリフも原作にあって、オマージュでも
 何でもなかったりして・・・
 素晴らしい脚本&演出かと思ったんですがね。

 それから内容的には、パッとしないストーリーで
 引き込まれるような要素はなく残念でした。

 でも、若い主演の三浦春馬くんと榮倉菜々さんはさて置き、
 小西真奈美さんと井川遥さんはそろそろ役者さんとしても
 中堅どころになって来たせいか、いい演技だったと思います。

 特に小西真奈美さんは、陰と陽のメリハリ?が良く
 かなり素晴らしい役者さんなって来た感じがしました。

 メインがこのビジュアルのいい4人だったから
 リアリティに欠けて見えてしまったのかもしれません。