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登山、渓流釣りを卒業して四季の花を愛でています

一枚の写真~ウォルター・ウェストン像

2012年11月30日 | インポート
ウェストンといえば毎年6月初めに上高地で山開きに合わせて日本山岳会の主催でウェストン祭が行なわれることで知られています。
私が紹介するウェストン像は信州の安曇野の常念岳や蝶ヶ岳への登山口に通ずる烏川沿いの道端の緑地にひそりとたっています。
そのすぐ先には須佐渡キャンプ場や国民宿舎ホリディー湯四季の里があります、車で通っても気付かづ通り過ぎてしまう様な目立たない存在です。
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私は登山やキャンプで年に2~3回ぐらい安曇野を訪れますが、その際は車を止めて説明盤を読んで当時を偲んで来ます。
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像の横の説明盤には次の様に記されています。

     
              常念岳に立つウェストン

    明治27年(1894)英国人ウェストン(1861~1940)は
    当時烏川村長であった山口吉人を訪ねここに宿泊し案内人を得て
    一の沢を登り常念に出外国人として初めて山頂に立った。
    雄姿常念岳を望む此の地に当時のウェストン(33歳)の登山姿を再現し
    彼を心から歓待し また彼に同行し 案内した人々の名を記して
    後世に伝え記念する。


    同行人 ハミルトン   浦口文治
    案内人 藤原啓太    山口真喜治
          岩牧多門次  山口琢松

                                昭和61年(1986)




ウォルター・ウェストンはイギリス人宣教師です、3回訪日して長期滞在していますが、訪日前はマッタホルン等アルプス山脈に登頂した登山家です。
訪日して富士山など各地の山に登頂しています。
1896(明治26)に山旅で見た情景と感激を「日本アルプスの登山と探検」として執筆し、日本アルプスを広く世界に紹介しています。
安曇野から望む常念岳。(5月)
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安曇野からウェストンが常念岳に登頂した事を後世に伝えるために建てた記念の像も今では道の片隅で忘れられたかの様にひっそりと立っています。





古い写真を見て思い出して記事にしました、今回はコメント欄を閉じさせていただきます。
終わりまで読んで頂いて有難うございます。