白龍のオウム・アーレフで過ごした日々

オウム・アーレフと新団体「ひかりの輪」について考える。

端本被告の死刑確定

2007-10-29 12:04:14 | Weblog

オウム元信者 端本被告の死刑確定へ 最高裁が上告棄却

 

坂本堤弁護士一家殺害、松本サリン、サリンプラント製造の3事件で殺人罪などに問われ1、2審で死刑判決を受けた元オウム真理教信者、端本悟被告(40)に対し、最高裁第2小法廷(津野修裁判長)は26日、上告を棄却する判決を言い渡した。

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071027-00000002-maip-soci

 

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26日のニュース記事です。端本さんという方は、お会いしたことがないので、どのような方かよくわかりませんが、すでに40歳になってるんですね。どのような想いで、死刑判決を聞いたのだろうか・・。

 

以前のオウムを知っている者は、教祖の指示には逆らえなかったのだろうなと、同情もし、残念にも思うが、あまりにも犯した罪が重すぎたということなのでしょう。

 

自分が、人を殺めて死刑判決を受けたら、どんな気持ちになるのだろう・・。想像もできないが、自分の為した行為を考えれば、仕方のないこととあきらめるだろうか・・?あるいは、死刑は当然のことと、自ら死をもって償おうとするだろうか?それとも生にしがみつこうと苦悩するだろうか・・。おそらく、それらの想いが入り混じって、苦悩するのかもしれない。

 

世間では、絶対に許さないだろうが、今も、教祖を信じ、「ヴァジラヤーナの実践のため、私は死刑になって死ぬのも、本望である。これこそが長い輪廻の中での、救済なのだ。」と信じているほうが、信じている本人にとっては、幸せなのかもしれない。

 

教祖の呪縛から解けた者にとっては、全ての精神的な支柱を失った上に、死刑という現実を受け入れなくてはならない。そこには、耐え難い苦悩があるのではないだろうか。

 

しかし、以下に示すような、被害者家族の手記を読み、事件後13年たっても変わらない被害者及び被害者家族の苦悩を知る時、言葉を失う。安易な同情は、控えなくてはならないのかもしれない。

 

「犯した罪は命で償って」松本サリン被害者の母が手記

 

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/071026/trl0710261516009-n1.htm


80 コメント

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端本さん ()
2007-10-31 01:22:01
こんにちは。
野田さんのblogで、たまに艶と名乗ってる者です。
私は、たまにどうしてもどこかに書き込みさせて頂きたい時、
また、単純に皆様の書き込みを読んでみたい時があります。
それが、この前の江川紹子さんを踏み台にして逃げた四女事件であったり、被告の重罪が確定した時などです。

今回の端本悟さん。
オウムの幹部の中では、若いほうなんですけどね…
40歳。
世間なら、これからまさに男の盛りですよ。働き時でもあります。
なのに、処刑ですか。
端本さんは真摯に反省し、
すでに死刑を受け入れてたみたいですね。
たしか、野田さんのblogのほうで以前、
端本さんと面会や手紙をしてる方の書き込みがありましたが、
どうなったんでしょう。
今、彼はどんな心情なんだろう…私も知りたいです。
たしか死刑確定すると、
もう気軽に面会も手紙もできなくなるんですよね…

私は、世間がなんと言おうと、最大限の同情しますよ。
なぜ彼らがあんな大罪を犯したのか、
そして、そこに彼らでなければならない程の理由なんて、
大して無かったということ、
一般の人には理解できないはずです。

麻原のくだらない思慮と偶然の人選に左右されて、
人生がメチャクチャになってしまった被告の一部には、
他の死刑相当事件の被告と比べて、
明らかに異質なとこがあります。そこを、くんで欲しかった。
返信する
Unknown ()
2007-10-31 01:55:39
あと、
(たしか)12月には、林泰男さんの最終弁論が始まります。
来年明けてすぐに、死刑確定でしょうか…
そして、来年以降はいよいよ、
どんどん死刑が確定していくと思います。
サリン事件の実行犯の被告なんかもそうですね。
私は井上信者井上信者と言われましたが、
その井上さんも、いよいよかもしれません…
彼もまた、悔いに悔いています。かなり反省している被告です。
彼の控訴審が2004年でしたから、
時期的には今のところ、
最も早いほうの被告になってしまいそうです。
37歳。
まだ人生これからですよ…

どうしても彼には思い入れがあるものですから、
大げさかもしれませんが、彼の死刑が確定したら、
自分の中でも、人生の1つの終わりになりそうです。
耐えられません。

このまま確定して、すべて終わってしまうのだろうか。
なんだか淋しい、複雑な気持ちです。
結局、なんだったんだろう? という思いが消えないのです。
まだ、宗教家としてドーンと構えてくれてれば救われるのですが、
そうじゃない人もいるので、辛いです。
未だに気持ちの整理も見極めもつかず、
このまま確実に命を取られようとしているのですから、
その心情を思うと、やりきれません。
返信する
艶さん (白龍)
2007-10-31 02:08:51
どうもこんばんは。

>たしか、野田さんのblogのほうで以前、
>端本さんと面会や手紙をしてる方の書き込みがありましたが、
>どうなったんでしょう。

この方とメールのやりとりをしておりますが、
しばらく前から、裁判の関係で、
手紙の返事を出したり接見できる人に制限がかかっていたそうです。

様子を見て、また手紙や本を送ってあげると言っていました。

>麻原のくだらない思慮と偶然の人選に左右されて、
>人生がメチャクチャになってしまった被告の一部には、
>他の死刑相当事件の被告と比べて、
>明らかに異質なとこがあります。そこを、くんで欲しかった。

内部にいた人間としては、
艶さんのお気持ちを心情的に理解できるのですけどねえ・・。
世間の人に、そこまで許容していただくのは、
現時点において無理だったということなのでしょう。
返信する
艶さん (白龍)
2007-10-31 02:33:01
>どうしても彼には思い入れがあるものですから、
>大げさかもしれませんが、彼の死刑が確定したら、
>自分の中でも、人生の1つの終わりになりそうです。
>耐えられません。

井上さんに対してそんなに思い入れがあるのですか・・。
そうだと、死刑確定になったらきついでしょうね。

>このまま確定して、すべて終わってしまうのだろうか。
>なんだか淋しい、複雑な気持ちです。
>結局、なんだったんだろう? という思いが消えないのです。

これは、教団から離れた方が、一度は感じる感覚ではないでしょうか?
割り切れないような、やるせない想いが、
トラウマのように、心の奥底に根付いています。

>まだ、宗教家としてドーンと構えてくれてれば救われるのですが、
>そうじゃない人もいるので、辛いです。
>未だに気持ちの整理も見極めもつかず、
>このまま確実に命を取られようとしているのですから、
>その心情を思うと、やりきれません。

信仰を失った者は、苦しむでしょうが、
しかし、現実と真摯に向き合うことこそ、
人間としての魂の成長があるのだと信じたいです。
返信する
井上 (キャンディ)
2007-10-31 16:24:32
端本井上とも、すべての供述を読んだわけじゃないんだけど、端本は、バカで軽率であるうえに、教祖の適当な人選が重なった、て気がする

だって、あるとき、複数のサマナが部屋にいて教祖が
ナニを思ったのか、カマかけたのか、
(君たちは教団のなかで、それぞれに誰が好きなんだ)って聞いたんだと、、

橋本は、オウムシスターズの次女?を指したと、、
で、教祖が、次女に、君は誰だ、と聞いたら
次女も(端本さんです)と、、
ピッタシカンカン両思いなのが、ばれちゃったと、、

そんで、むっとした教祖が、次女を?自分のダキニ
チームに入れて、橋本は警備?だったんで、
教祖がダキニとしての彼女とナニかしているのを
ほの見るチャンスもあったんじゃないですか??

出家していて、誰さんが好きとかいうのは、ちっと
軽率ですね、教祖の激烈な部分を知らずに、甘えてのことと思うけど、、
そんなアホをあやつって、殺人させるのは
教祖の人が悪いんだと、、漏れも思うけど
出家したのが運の尽きで
かわいそうだとは思うが
その軽率なアホにむざむざ、人生を一瞬に奪われた方から
みえば、もっと悔しいでしょう


井上はあんまり同情できない
サリン撒いたあと、アジトに戻る時間があって
新実と一緒に、地下鉄から人が搬送されてくるのを
みて、ゲタゲタワラって至って、、

それに、寝返るのが早すぎ
この間まで教祖の悪事を手伝っていたのに
裁判所で師弟対決する意地があったら
事件の前に警察にでも告発しにいけばいいのに
そんなにいい人だったのかしら?

ムショに放り込まれて、もう逃げられないって観念が
考えを変えさせたんじゃあ
返信する
輪廻 (キャンディ)
2007-10-31 16:28:37
それに、オウムではカルマによる輪廻ってのを
どこよりも信じているわけよ

普通の人は死んだら灰だと
オウムは、涅槃しない限りは生まれ変わると、、
そういう(肉体を殺したって、本質は死なずに
生まれ変わる)って思想があるから
安易に殺しているんじゃン

その法則を信じていたら、死刑がそんなにかわいそうなのかって、
だって、人をいたぶったから、自分にも痛みが返った
だけでしょう
カルマの法則からいって、当然じゃんか

なんで、赤の他人を殺すときは、殺生のカルマがあるから
殺されても文句言えないって言うくせに
自分らの仲間だと
言ったことを忘れて擁護にまわるのかと思うとむかつく


オウムにおいては、不幸なのは、今生の命が終わることじゃなくて、下の世界に落ちることよねえ
そう言う理念で、赤の他人の命は奪って
テメエラの仲間の命の命乞いをするってのは
理屈にあわん

返信する
端本 (キャンディ)
2007-10-31 16:34:51
ただ、すべては麻原のせいだと思う
オウムがなかったら、麻原が変人でなければ
ありえなかった

そういう意味では、気の毒
端本なんかより、メッタジのほうが、ずっと
(別にメッタジだけじゃないが)
悪党だと思う
てか、ちゃんとわかっていて、悪党やっていると思う
橋本はバカだから使われたってイメージ

人選はまったく理不尽だと思う
漏れや白龍さんだって、出家長かったらわからない
だって
マハムドラダキニだって、当時19?で
サリン撒かされた
もし成功していたら、この人も無期相当でしょう
返信する
キャンディさん (白龍)
2007-10-31 21:10:25
>人選はまったく理不尽だと思う
>漏れや白龍さんだって、出家長かったらわからない
だって
>マハムドラダキニだって、当時19?で
>サリン撒かされた

オウムの場合は、一歩間違えば、
誰でもが実行犯になりかねない危うさがありました。
そこが最もおそろしいところです。
返信する
Unknown (ふんとし)
2007-10-31 22:35:04
サリン撒いて死刑になっても本望!









なぁ~~んちゃって
返信する
Unknown ()
2007-10-31 22:55:10
>この方とメールのやりとりをしておりますが、
>しばらく前から、裁判の関係で、
>手紙の返事を出したり接見できる人に制限がかかっていたそうです。
>様子を見て、また手紙や本を送ってあげると言っていました。


そうですか。
ぜひ、本とか手紙をして欲しいですね。
端本さんってあまり知ってるわけじゃないけど、
被告の中では同情してる人です。
でも死刑囚になってしまうと、手紙とか面会は限られた人でないとできないって聞いたけど、大丈夫なんですね。
良かったです。


>これは、教団から離れた方が、一度は感じる感覚ではないでしょうか?
>割り切れないような、やるせない想いが、
>トラウマのように、心の奥底に根付いています。

こういう思い、白龍さんでもありますか。
自分もあります。どうして良いか、わからないまま。
たんに人生失敗しましたではなんだか腑に落ちませんし、
踏ん切りもつきません。
それでも、仕方なく社会に放り出されてしまってる感じです。

コメントして頂きありがとうございました。
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