白龍のオウム・アーレフで過ごした日々

オウム・アーレフと新団体「ひかりの輪」について考える。

教団関連記事から

2006-11-13 01:02:35 | Weblog
本日のニュースにこのような内容の記事が載っていたので転載させていただいた。

オウム2月にも分裂 上祐代表“脱麻原”で信者獲得へ


≪公安、警戒強める≫

 内部対立が激化しているオウム真理教(現・アーレフ)が来年2月にも分裂する見通しであることが分かった。上祐史浩代表(43)が産経新聞の取材に明かした。教団内部は麻原彰晃死刑囚(51)=本名・松本智津夫=の家族に近いグループと上祐代表のグループで対立。上祐代表は“脱麻原”を進め、新たな信者の獲得を図る狙いがあるとみられる。

 現在の信者は約1650人。教団内は上祐代表を支持する「M派」、麻原死刑囚の家族の影響下にある「A派」、態度不鮮明な「中間派」の3派に分かれている。M派の信者は全体の約2割で、既に今年7月に会計を分離した。

 上祐代表は今月中に、麻原死刑囚の個人崇拝につながる説法ビデオや書籍を廃棄する予定。新団体は「麻原色」を一掃するとともに、宗教色を薄めて精神科学の勉強会的なものにするという。

 本部は引き続き東京都世田谷区のマンションに置き、A派、中間派は別の場所に移る見通し。

 教団は平成12年、被害者賠償として5年間で9億6000万円を支払うことを約束。しかし、期限内に支払われたのは約5億6000万円にとどまり、管財人は期限を3年延長した。分裂後は、それぞれが信者数に比例して賠償金を支払う意向を示している。

 現在の教団は麻原死刑囚の家族に「絵画使用料」名目で月額40万円を援助。上祐代表は産経新聞の取材に「絵画使用の契約が切れる来年までは支払いは続けられるだろう」と話した。

 公安関係者は上祐代表の動きについて「社会との融和を図って新しい信者を獲得し、再び勢力を拡大しようとしている」と分析。さらに「上祐代表は新しい教義を示しておらず、形を変えて麻原死刑囚の教義を広めるのではないか」として警戒している。


>現在の信者は約1650人。教団内は上祐代表を支持する「M派」、麻原死刑囚の家族の影響下にある「A派」、態度不鮮明な「中間派」の3派に分かれている。M派の信者は全体の約2割で、既に今年7月に会計を分離した。

 かつて国内に約1万人、ロシアに3万人以上信者がいた教団も、今はこれだけになってしまったのか・・・。現在、出家者は450人くらいとか言っていたかな?M派はその中の2割程度ということは、80~90人くらいなのだろうか。その中で、師は12,13人程度である。男性の師はその内、3,4人。その中で、今後さらに戦線離脱をする方が、いるような話も漏れ伝わってくる。そうなるとやはり、上祐氏の舵取りもなかなか大変な困難が予想される。


>上祐代表は今月中に、麻原死刑囚の個人崇拝につながる説法ビデオや書籍を廃棄する予定。新団体は「麻原色」を一掃するとと>もに、宗教色を薄めて精神科学の勉強会的なものにするという。

 全国の道場から、いよいよ教祖の説法ビデオや書籍が排除されることになった。ずい分時間がかかったものである。ようやく、M派で重い腰を上げたという感じがする。新教団で、「麻原色」を一掃するというなら、徹底すべきである。現在集められた、ビデオ、書籍はどうされるのだろうか?聞くところによると、1月1日に護摩を焚いて燃やすということらしい。護摩を焚くというのは、それらのものを空性に還元するという意味合いを持ち、神々への供養の儀式である。尊師のビデオや書籍を神々に供物として奉げるということになるのではないのか?したがって、それだと、廃棄と言う形をした、尊師への崇拝の念を示す儀式になってしまうのではないだろうか?

 ここら辺が、M派のいまいち屈折した表現のような気がして、歯切れの悪い感覚を覚えてしまうところなのだ。宗教色を薄めていくと言いながら、護摩なんて思い切り宗教的な儀式だし、どうも私にはよく分からん。

 新教団の形態が少し発表されたようであるが、精神科学の勉強会的なものというのは、大学のサークルのようなものであろうか?いろいろ出版されている、精神世界の本を検討して、真理に迫る、みたいなものにしていくのかな?宗教色を薄めるとは、どの程度薄めるのだろうか?悟り・解脱は宗教的な部類に入るのだろうか?信徒には、さっぱり先の見えない形態なのだが、これから、皆で検討するということなのだろうか?そんなことをやっているうちに、皆いなくなってしまわないか?大丈夫なのだろうか?なんか、?マークがいっぱいついてしまう内容なのだが、ここまできたら、それでもやらざる得ないのだろうな。

>本部は引き続き東京都世田谷区のマンションに置き、A派、中間派は別の場所に移る見通し。

 2月には、新教団を立ち上げると言うような話だったが、完全に立ち上がるのは、どうもまた少々伸びて、来年の半ば辺りになりそうな感じらしい。いつになったら、新教団が本格的に立ち上がるのやら・・。

 2月に分裂をするということだが、完全な立ち上げが、来年半ばまでずれこむというのはなぜであろうか?教団施設の問題がらみということかな?教団施設の第1サンサンマンションの契約が、来年6月で切れるとしたら、A派、中間派のサマナで路頭に迷う者が出てくるので、その受け入れを考えているのだろうか?そこで、ある程度の人数を集めて、完全な旗揚げをしようと画策しているのか?それも、救命ボートとしての役割なのか?まあ、真意は分からないが、普通に考えれば、少数精鋭のほうが、改革の時には、動きやすくてよいのではないかと思う。

 これから、新教団のあり方について、サマナ会議に信徒を参加させ、信徒の意見を聞く構想があるらしい(ネット上でかな?)が、それはそれで、良いことだと思う。私のように、これだけ、ぐだぐだ言うやつがいるわけだから、是非信徒の意見を参考にしていただきたいと思う。しかし、大事なのは、その意見がどの程度、教団運営に反映されるのかということだろう。その兼ね合いは、相当に難しいと思われる。

 私のように、M派にとって、相当きつい意見を言うものも出てこよう。それでも、耳を傾けるのかどうかということである。例えば、先日の1万円の固定のお布施のようなものに関して、止めて欲しいと言われて、止めることが出来るかどうかである。女性の師の問題だって出てこないとは限らない。全国の信徒に完全にオープンで質疑応答をやったら、相当に辛辣な批判が出てくる事だって、考えられるのだ。それに、出家者が耐えられるかどうかである。

 そうではなくて、形だけの民主主義的な、やらせ信徒の意見交換など、しらけるだけでまったく意味が無いので、そんなものならば最初からやらないほうが良い。やるなら、一般の人に見られても恥ずかしくないような、公開方式でやったらよろしい。

 たった、これだけの記事なのだが、突っ込みどころ満載の内容になってしまった。今日は、第3回ボーディサットヴァの会にしたいくらいだなあ(笑)。
皆さんのご意見お待ちしてます。