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月に叢雲華に風

2013-12-25 08:46:11 | た行
「月に叢雲華に風」

月には叢雲 華には風と
朧深(おぼろみ)に隠れた焦燥

瞼焼きついた顔 理解者の証さえ
刹那、退屈の隙間贖(あがな)い
心燻り不安を産み出した

盲目消えた安らぎに出会って
芽生えた恋情譲る気はない

月には叢雲 華には風と
此方(こなた)より彼方へ
永久 築けぬなら
雲突き抜け 風斬り裂いて
久遠の揺蕩いへ誘う

指と指が絡まり 孤独を枯らして行く
真摯(しんし)ゆえの想いの偏りは
互いに意思を繋ぐ要にして

毒にも似たこの絆は
わずかな終焉の 予感じゃ千切れはしない

月には叢雲 華には風と
たとえ愛の唄が
永久 届かぬとも
待ち続けよう 輪廻の時を
慈しむ心に誓って

盲目消えた安らぎに出会って
芽生えた恋情譲る気はない

月に叢雲 華には風と
此方(こなた)より彼方へ
永久 築けぬなら
雲突き抜け 風斬り裂いて
久遠の揺蕩いへ誘う

月に叢雲 華には風と
たとえ愛の唄が
永久 届かぬとも
待ち続けよう 輪廻の時を
慈しむ心に誓って 

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