2月6日から2月9日まで息子の付き添いで東京に行った。息子は別に用事があるがオヤジはまったくのフリーである。そこで本ブログで以前に紹介した「日本で製作・販売された自転車のブランド名に関する調査研究報告書(黎明期から昭和30年代まで)」を発行した自転車文化センターを見学することにした。
所在地は東京都千代田区の「科学技術館」内の2階。この科学技術館には最先端の科学技術やエネルギーに関する展示が行われている。折しも小学生の遠足団体が訪れていた。しかし,オヤジの目的は自転車のみ。
「自転車広場」というコーナーに自転車の歴史に関する展示がある。
おなじみのオーディナリー型と呼ばれる自転車。極端に大きな前輪が特徴である。車輪とペダルが直結し,ハンドル操作が大変そう。
明治後期のイギリス製自転車。ハンモック状のサドルが珍しい。
日本初の折り畳み自転車。ワイドなハンドルも半分に折れるような構造。サドル下のバーの部分を持って運んだのか。
日本製の重量運搬車。太い前輪と重い荷物を積めるフロントキャリアが目立つ。
三菱「十字号」。戦後,日本は進駐軍に航空機製造を禁止された。そこで使い道がなくなったジュラルミンの板をリベット留めにした自転車が作られたそうである。
ここが自転車文化センター情報室である。自転車に関する資料の閲覧ができる。