たけのこ山となんでもやってみるもん

「国道10号自転車通勤」,「奄美の自転車オヤジ」から3度目のタイトル変更です。主夫をしながら竹林整備を始めました。

必要な物じゃなく,欲しい物を買わせるエコ補助金にだまされるな 前編 「エコカー」

2009年11月13日 | 日記

世の中不況だというのにエコカーやエコ家電の売れ行きが順調なようです。ここに来てエコ製品の一つでも買わないと非国民にでもなったような気分。でも,いくら国から補助金が出るといっても1万や2万の品物じゃなく,車にいたっては100万,200万の出費です。国をあげて買え買えいっても,私には欲しいものではあるけど絶対必要なものではないのです。今後急速に景気が良くなるとは思えません。欲しいものと
必要なものをきちんと分けて家計をやりくりすべき
時期だと思います。

私の車は平成8年式で走行距離20万㎞を超しています。2300ccガソリンエンジンですが,燃費はリッター11㎞で,エンジンなどに特に不具合はありません。新車は欲しいけど,いま必要性を感じていないからエコカーを買おうとは思いません。

エコカー補助金やエコカー減税は,円高が原因で海外需要が低迷している自動車業界のために,国が主導で行っている国内需要を生み出す目的の政策です。自動車販売店における値下げを税金でやっているのと同じです。まだまだ乗れる車を廃車にしようとするあなた。ローンを今後何年間払いますか?本当に今買い換えが必要か,もう一度考えてみましょう。

トヨタのプリウスが売れています。今発注しても納車が来年6月か7月になるそうです。エコカー補助金の期限である来年3月31日までには納車が間に合わないため,さすがにプリウスのコマーシャルは流さなくなりました。でも,自動車会社はエコカー補助金とエコカー減税の車を買わないと損をするといわんばかりのコマーシャルをやっています。減税と補助金で潤うと思われる自動車業界も来年度以降の買い換え需要が低迷することは間違いありません。
ホンダが200万円を切る値段でインサイトの発売を発表した途端,トヨタはすかさず新型プリウスの値段設定を旧型に比べ30万円近く低くすることを発表しました。これまでの値段設定はなんだったの,といいたいです。

エコとはいいながら廃棄された自動車の解体にかかるエネルギーや,廃車後に国外に輸出され,再使用に伴って排出される二酸化炭素は考慮されていません。エコカーと称する車に乗らないと地球環境のことを考えていないと思われるような風潮は困ったものです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする