町工場 奮闘記 車検と車の修理@東大阪!

大阪の下町でひっそりと車のメンテナンスをしております。孤軍奮闘している町工場の姿を知って頂けたら幸いです。

ある故障の原因・・・@ ジャガー XJー6【車検と車の修理@東大阪!】

2014-01-27 14:28:01 | 修理日記  車検と車の修理@東大阪! 
或る時、

一台の車が修理の為にオイラの工場に入庫してきました。


その車は前回の「点検」時に

ブレーキ関係があまりよくなかったので


早急に「ブレーキ修理」の必要があると判断して

オーナーにはお伝えしてあったのですが・・・・・


それから数ヶ月が過ぎて

突然、連絡がありました。


お話をお聞きすると

オイラのところへ持って来る以前に

路上でエンジンがストップしたらしく

仕方なく

元々この車を購入したところにキャリアカーで搬送して貰って

そこで修理を依頼したのですが・・・・・

ということで


今回のお話はココから始まります(^^)


お車は




ジャガーXJ-6でございます。


ブレーキ修理の為にオイラのとこへ来社されましたが

オーナー曰く、

「バッテリーが上がっていたので充電してから来ました」と

言われるのです。なので 

メーター内の電圧計を見ると「11V」ぐらいしかありません(゜゜)

「これってオルタネーターが発電してないのでは?」と言うと


「以前に2回ほど修理してもらって、その時にオルタも交換してもらったのですが・・・」

とのこと。

しかし、現実はチャージしていないようですのでオイラは


「このままじゃ、こちらがいくらブレーキを修理したところでどこにも乗っていけない。

それじゃこちらもブレーキの修理をする意味がない!

これからも乗り続けるのであればこの修理をしたところへクレーム扱いで 

再修理をしてもらったらどうですか?」とオーナーに言いました。 


すると


「もうなんか、信用出来ないんです。もしよかったらこちらで診てもらえませんか?」


という感じのやり取りがありまして診て診ぬフリ?も出来ませんので(^_^;)


それじゃじっくり故障探求していきましょう!





テスターで電流を見ますがマイナス状態なのでやっぱり発電してないみたい。



オルタネーターは確かにリビルト品に交換されてました。

しかし



波形を見ても

間違いなく発電してない感じ(゜゜)

なので





オルタネーターの端子部分で測定すると

「IG端子」に電源がきてません。これではオルタも発電不可能です!(一一")

さらに探求していくと





あるヒューズが飛んでいるのを発見!(゜゜)

しかし・・・

ここで大変なことに気がつきました。 

それは何かというと



ここの指定されているヒューズは「5A」なのに

実際に装着されていたヒューズは「20A」!(゜゜)

「4倍」ですよ!「4倍」!

しかも「20A」さえも焼き切れるくらいの大電流が流れたってことなんす! 
 
車両火災が起こってもおかしくない!( `ー´)ノ


指定のヒューズは意味があって「指定」されている訳で

いくらヒューズを交換しても切れるからって 

切れる「原因」を突き止めもせず指定以上の大きいヒューズを

入れるなんて言語道断ですぜ!ほんとに!

到底赦されることではないです!( `ー´)ノ

こんなことを平気でする「自称?クルマ屋」が電子制御のカタマリである車を触るんじゃねぇ!

こんな奴らがプロ気取りで生半可な修理作業をしていることに

本当にムカつきます!( `ー´)ノ



話が逸れてしまいましたが

これでどこかショートしてることが判りましたので



電流計をいれて一つずつ探っていきます!

すると




ウィンドウォッシャーを出した時に電流計の針が一気に「30A」を超え、

しばらくすると一気に「60A」を振り切りました!(゜゜)

残念ながらこれじゃ「20A」のヒューズも一撃でダメですわ!(笑) 


そしてウォッシャーが出たその時に

左のウォッシャーノズルあたりで一瞬、

「湯気」が上がった?感じがしました(゜゜)

そこで「ピンッ!」ときました!


実はこのジャガーのオーナーが 

「車を洗車する度にナビとかがおかしくなるんです。しばらくしたら元に戻るんですけど」

と言っていたのがヒントになりました!


「ウォッシャーノズル」のところでショートしていると判断したので





!!!ビンゴ!!!とうとうショート個所を見つけましたぜ!(^^♪

どうも

このクルマのウォッシャーノズルには「ヒーター」が付いてるみたいで

それが逝かれてショートしたみたいです。



反対側のノズルも勿論アウチ!





配線も燃え燃えでした!(一一") 

間違いなく車両火災の一歩手前でしたよ!(^_^;)







酷い有様です。でも原因が判って良かった!

(^^♪


キチンと配線処理をしてバッテリーを再度充電したら

新たに発電量を計測!



問題なし!



勿論、電圧も安定しました!(^^♪


しかし、これで発電不良の修理は完了しましたが


今回の故障は間違った「診断」

未熟な「技術」

そして 

修理が出来ないが為の「偽装」と

オイラの中では「人災」だと捉えています( `ー´)ノ


クルマを修理する側が間違った知識でクルマを壊す・・・・・

本末転倒です。  

悲しいことです( 一一)


しかし、

これでこれからも乗ることが出来ると思いますので

修理作業を続行します!





ベルト交換










タペットカバーからのオイル漏れ修理










複雑怪奇な「ラジエターホース」からの水漏れ




このホース交換するのがメチャ大変(´Д` )

それにもめげず 

全部組み付けてエンジンをかけて冷却水をまわしてると・・・



???



???

いきなりエンジンの後に入っているバイパスホースが破れて

冷却水が噴水のように噴出しましたよ(T_T)

ホンマに勘弁してください(+_+)






これが破れたバイパスホース。




ある程度サビを落として




新品のホース



Oリングを交換。





狭いスペースでチカラが入らず 

おまけにホースの内径がかなりパイプより細いのでマジで泣けました(ToT)



あとは水温をモニターしながら




フロント



リヤ

ブレーキの修理を開始!



元々このブレーキホースのヒビ割れ修理がメインだったんですがね(笑)






オーナーの差し入れ「ステンメッシュホース」に交換!




「ブレーキローター」





メチャ減ってます。



ブレーキパッドの交換



フロント側が完成!




リヤ側も完成!


ということでコレにて全ての作業が終了!

アレやコレやソレやとイロイロと泣かされた作業でしたが





兎にも角にも調子良くなってよかった!(^^♪


ジャガーのオーナーにも大変喜んでもらえてほんと修理してよかった!


どうぞ 

これからももっともっと走り続けてくださいな!



ありがとうございました!


( ´ ▽ ` )ノ




★最新の


「町工場 奮闘記」は     


 http://hakkocars.netにて配信中!


 是非是非ご覧くださいませ!


 (^^)v

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
goo blogユーザーが出品しています
他の出品作品をマルシェルで見る
« 【2014年】乗り続けるた... | トップ | 走ることは止まること!@ ス... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。