ぽつぽつと芽が出て咲き始めました。
スミレに似た花をつけますが、実際はスミレの仲間ではありません。
タヌキモ科ムシトリスミレ属の食虫植物の一種です。
グロテスクなものが多い食虫植物の中でも、何となく春らしい可憐な花を咲かせます。
▲ピンギュキア・エセリアナ Pinguicuia esseriana
メキシコを中心とした中米の熱帯高山に自生。
次々と花が咲き、乾燥に強く、弱光でも栽培できます。
ピンク花。小型のロゼット葉をたくさん付けます。
※ロゼットは、地表に葉を平らに並べた植物の状態を現す言葉。ロゼット葉とも。
葉にはコバエが何匹か犠牲になっています。
粘着式の食虫植物ですね。
▲ピンギュキア・グランディフローラ
ヨーロッパアルプス産 紫花
▲洋種の八重咲き。
▲ムシトリスミレ Pinguicula macroceras ssp. nortensis
日本にも北海道から四国にかけての高山に生え、花期は6~8月でその花はスミレに似ています。
高山植物で食虫植物というのも珍しいのではないでしょうか?