Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

我国と NATOの連携協力は、信頼されるサイバー保安を伴なえ

2023-05-05 21:31:57 | 国際・政治
今日 5/5は「子どもの日」。メディアなどでは 近年とみに進む少子化の憂慮が目につくものだが、こんな事態に陥る事は 既に数十年前から指摘され懸念されていた事だ。つまり「予め分かっていながら、顕在化した場合の備えをしていなかった」という事ではないのか。

政治・行政の策を打ち出す姿勢が不十分だったのは事実だが、我々国民市民のレベルでも できる事は多々あろう。例えば日頃世話になる列車、バスなどの車内で乳幼児が少し位泣き声を上げた位で直ぐ文句を言ったり目クジラを立てる様な出方を控えるとか(余りに度を超す場合はこの限りでないが)、階段などで明らかにベビー・カーの移動に難儀している場合などは一言と共に 進んで手を貸すとかの配慮などをだ。

この事は遥か以前、今は故人の作家・田中澄江さんが某紙上で仰っていた記憶があり、その時は学校施設のあり方についてだったと思うが、形こそ違え 考え方は共通している様に思うのだ。一方で改善へ向け声を上げるは良いが、他方では「各々が 今直ぐできる事は何か」を考える事も大切と心得る。自慢ではないが、拙者も一度は支援の記憶がある。

もう一つ。我国少子化の大きな一因は、子ども達や若者達が未来に希望と日本人の誇りが持てない事にあろう。長期的には前回触れた憲法改正や 引き続いての教育健全化などが求められようが、それと共に そうした想いに応える為にも 我国周辺の安保情勢緊迫化と真摯に向き合う事も大きな課題だろう。

既に一部が始動したとされる北大西洋条約機構  NATOとの必要な協力も、アジア・・とりわけインド太平洋地域の平和に資する所は大きいだろう。最近の動きにつき、以下 昨日の日本経済新聞ネット記事を引用して、みて参ろうと思う。

「NATO 日本に拠点 来年、対中露にらみ サイバー協力深化」

北大西洋条約機構(NATO) は サイバー防衛などの分野で日本と協力関係を深める。宇宙分野も含む 安全保障の新たな協力計画をつくり 2024(令和 6)年中に 東京に連絡事務所を開設する。脅威が増す 中国(大陸) とロシアをにらみ アジア太平洋地域の国々と提携の幅を広げる。

日本政府と NATOの関係者が それぞれ日本経済新聞の取材に明らかにした。NATO関係者は「7月にリトアニアで開く首脳会議に 岸田文雄首相を招きたい。それまでに新次元の協力計画をまとめたい」と語った。NATOは日本のほか韓国や豪州を インド太平洋地域のパートナーと位置づける。拠点が東京に開設する連絡事務所で、日本政府と人員の規模などを詰める。

NATOにとって アジア初の事務所となる。加盟国以外で連絡事務所はウクライナやジョージアなどにある。いずれもロシアの軍事的脅威に対抗するため、NATOと関係を深めてきた国々だ。日本と NATOは具体的な連携策を盛り込む「ITPP(国別適合パートナーシップ計画)」を策定している。サイバー、宇宙、偽情報対策の各分野で 踏み込んだ内容の明記を調整する。

特にサイバー(分野) を重視する。中国(大陸) とロシアが攻撃能力を高め、米欧の軍事施設が標的になって打撃をうけるリスクがある。NATOは サイバー空間を陸海空と並ぶ第4 の作戦領域と位置づける。日本のサイバー防衛の体制は脆弱(ぜいじゃく) さが否めず、NATOの知見は参考になる。不審なアクセスなどの攻撃元を探知して 事前に対処する「能動的サイバー防御」の導入は法整備の検討が始まったばかりで、組織内の専門家も乏しい。(引用ここまで)

他情報によると、この一連の報道に 中国大陸・中共政府は「NATOの東方拡大に当たり、高度の警戒を要す。アジア地域は協力と発展のための有望な土地であり、地政学の戦いの場であってはならない」として牽制の意を明らかにした様だ。が、そこは「何をかいわんや」だろう。我国と NATOの連携協力は あくまでサイバー面を主とした必要最低限に留まるものであり、明らかな地政学の戦いなど意図してはいないもの。中共政府の表明は 過剰反応であろう。

又 NATOとの必要な連携協力は、あくまで我国の内政問題だ。国防安保上 必要な手立てを備える事は一応でも専守防衛の範囲であり、対外侵攻の意図など全くないもの。むしろ中・露や北鮮辺りの方がハイリスクだろう。その事との対峙の為にも、特にサイバー防衛は 平時から我国が対外脅威に備えるべき分野であり、むしろ我国側が NATO諸国の諸例から真摯に学ぶべき事共の方が多かろう。

かくして中国大陸は不快感を表したも「言いたくば、言わせておけ」も事実。外国からとやかく言われる筋の問題ではない。この辺りはまだ表明なくも、露と北鮮の姿勢も似た様なものだろう。何しろ対日諜報活動の大半は、中・露・朝の 3国で占められているとの指摘もあるのだ。

我々日本人も そろそろこの辺りの芳しからぬ状況に留意し、国内媚中勢力による妨害があろうとも、NATO諸国とのサイバー面を主とした必要な連携協力が上手く進む様 理解を深めて参る必要があろう。今回画像も振り返り恐縮。先年の 当地南郊で目撃の、東京へと上る 東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の様子を。立ち入り規制強化により、現在はこの位置から見るのは困難な模様。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 憲法改正に必要なのは、拙速... | トップ | 新型コロナ感染症問題・法的... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (のん子)
2023-05-07 06:58:43
中国が過剰な反応を示すのなら、わが国にとって良いことだとなります。

日本は憲法に縛られて防衛が危ない状態ですので、NATOとの連携は必須でしょうね。
返信する
着実な進行が大事 (HAKASE(jnkt32))
2023-05-07 22:28:44
のん子さん、今回もご見解を有難うございます。

故・安倍元総理の表明にもあった様に、自由で開かれ
たインド太平洋地域の保全は 我国の命運に関わります。

中・露・朝など非友好諸国の動向が、その事への脅威
はご存知の通り。米国と並び、NATO諸国との連携
も進めるべき。

ただ、拙速も良からぬのは事実。まずは共有する情報
の保安など、各国からの信頼構築に努めた上で 着実
に実績を積み重ねる努力と誠意も求められると拙者
などは思います。まずは お礼まで。
返信する
憲法改正 (onecat01)
2023-05-09 18:28:07
HAKASEさん。

 NATOと協力し日本の安全を高めるためには、「憲法改正」が不可欠になります。

 高度な軍事的機密情報が、現在の憲法下では守られません。岸田総理の本気度が試されます。
返信する
本筋は改憲ですね (HAKASE(jnkt32))
2023-05-10 17:07:46
onecat01さんも、ご見解を有難うございます。この
所は拙 PCの不調もあって中々貴方へ伺えず、申し訳
ないです。

仰る様に、本筋を考えれば NATO諸国とより深い連携
を図るなら 我方の憲法改正を行ってから着手が順当
かと拙方も思います。

その前段階でできる所からとの双方の意図とは思い
ますが、現状レベルではより高度な防衛関連情報の
共有ができないのも事実。

今の内からなるべく早く軍事的連携も図れる様、改憲
を含めた果敢な見直しを拙者も求めたいですね。
岸田総理がどこまで踏み込めるかを注目する者です。
まずは お礼まで。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国際・政治」カテゴリの最新記事