Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

日本学術会議の改組を、活発に議論すべき

2020-11-09 23:02:45 | 国際・政治

厳密には未だに確定を見ない 次期米大統領選報道の影になってしまった感もあろうが、昨日 秋篠宮殿下が行為継承順位一位たる事を国内外に示す儀式「立皇嗣の礼」が、感染症リスクから規模縮小も無事に執り行われ、現上皇陛下のご退位儀式から続いた皇位継承に伴う一連の国の儀式が完了した由。まずは 謹んで祝意を申したい。

我国の総人口動向と同様、皇族方の人口も減る傾向だとされるが、皇統は基本的には男系継承。旧民主党政権期より 所謂女性宮家の創設などが議論されている事は存じているが、あくまでも「女性は良いが、女系はダメ」の基本線は堅持されるべきだろう。女系天皇出現への期待は 特定野党間で特に強いと言われるが、その真意は保守側各位なら容易にご理解頂けよう。そう、将来へ向けての皇統廃絶意図だからだ。こんな企ては 断じて認めてはいけない。

本題です。菅(すが)内閣による 一部会議員の任命見送りが賛否を呼ぶ日本学術会議人事問題だが、菅内閣による任命見送りに関する背景の説明不足はあるにせよ、戦後混乱期の発足時のまま 今日までズルズルと存続してきた日本学術会議の、組織のあり様や国家社会への貢献のあり方を再検討する動きもあって然るべきだろう。以下 某ネット記事を引用して、少しみて参りたい。

「(日本)学術会議、社団法人化も検討を 科技会議有識者が井上科技相と意見交換」

井上信治・科学技術政策担当相は 11/9、総合科学技・イノベーション会議の有識者議員と面会し、日本学術会議のあり方について意見交換した。有識者からは(日本)学術会議を政府から独立した公益社団法人にすることも含めて検討すべきだとする意見が出る一方、国の行政機関としての存続が望ましいとの見解もあった。

井上大臣は面会で、産業界出身の(日本)学術会議メンバーが 3%に留まっている事に触れ「本当にこれでいいのだろうか」と問題提起した。有識者からは「産業界としては、会員や連携会員に選んでもらえるなら 人を出したい」といった反応があった。

NTTの篠原弘道会長は(日本)学術会議が軍事研究を禁止していることについて「民間と軍事の境目が少なくなってきていることを考えると、軍民両用デュアル・ユースについては もう少し冷静な議論をして行かないといけない」と語った。(引用ここまで)

本当に、篠原 NTT会長のご見解こそ正道だろう。科学技術研究の実際面では民生と軍事の境目が、日本学術会議が発足した終戦直後とは比べ物にならない位はっきりしなくなっており、軍民両用デュアル・ユースの事共についても諸外国同様、積極的に関与できる様 蛮勇を以て方針転換すべきだろう。国防安保分野の諸研究に反対している主勢力は人文系に多く、こうした偏った見方を改めれば、理科学系の各位はその相当数が国防安保面の研究に理解を示される事だろう。いつまでも 不関与一辺倒では適切を欠くというものだろう。

思えば日本学術会議は 終戦直後の 1948=昭和 23年に発足。国防安保面の研究に関しては 近年まで度々不関与の表明を繰り返してきた。諸外国の動向と、近年の我国周辺の安保情勢の困難度合が増している現状に照らして 果たして適切なのか?ゼロ・ベースでの見直しと再検討を強く願いたいものだ。菅内閣にも 任命見送りとなった一部会議員についてのもう少し踏み込んだ説明を願うと共に、将来の為の国益を踏まえた組織のあり様を真摯に議論し それに見合った組織への変革、改革を志向すべきと心得る。今回画像は 伊勢神宮参拝行程などの折、時に皇族方も乗車される 近畿日本鉄道のリゾート特急「しまかぜ」の様子を。


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