Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

追い詰められるローカル鉄道

2006-04-21 21:53:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

我が趣味の一つ、鉄道交通の分野にて又一つ、遺憾な報道が飛び込んで参りました。
北海道の地方路線、ふるさと銀河線が昨夜限りで運行を終え、本日付けで廃線となりました。
同線は北海道道東地区に位置し、帯広東郊の池田と北見市を結ぶ延長約140km。
明治末期の1911年に旧鉄道省網走本線として開業し、戦前はこの地区の大動脈だった様です。1961=昭和36年に池北(ちほく)線へと改称、昭和末期のJR線移行に際しては廃止も検討されたものの、地元の熱望もあってこの時は第三セクターと呼ばれる経営形態にての存続の決定がなされました。
しかしながら自家用車普及の影響もさる事ながら、過疎化と少子化のあおりをモロに受けて利用者が近年激減、遂に今回の全面廃止の止む無きとなりました。
今回の廃止劇は、我国の地方交通の実情の一面を良く表わしていると思います。
どうしても大都市圏が優先されがちな公共交通。新幹線や航空機の便が良くなると、地方の人口が大都市圏へと吸い出されてしまう。これをストロー効果と呼んでいる様です。これにより地方は特に、若い人口が大きく減って高齢化する。すると利用が減って経営の悪化した地方鉄道が消えて行くと言う図式です。
今回の廃止劇は決して他人事ではないと思います。我が地元でも、岐阜県北部の神岡鉄道が今年中に廃止の見込み。更に名古屋西郊を走る樽見鉄道も経営が一段と悪化しているやに聞いております。
高齢化に伴い、いつまでも自家用車に乗れる訳ではない人間。昨春の岐阜の路面電車廃止問題にても痛感した事ですが、地方都市の地盤沈下阻止の為にも、これからの地方の公共交通確保に向け、真摯な視点と姿勢による対応が強く求められる事と思います。*(注意)*
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 我が「犬とトイレの関係」は... | トップ | 公共交通の安全を糾す »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

インポート」カテゴリの最新記事