Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「交錯」と言う事

2009-10-28 23:21:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

昨夜、西日本の関門海峡にて生じた、海上自衛隊艦船と大韓民国籍の大型貨物船の衝突事故は、本当に大きな衝撃を受けました。

方や祖国日本の安全の守り手、もう方や伸長著しい新海洋国の誇りある海運の担い手・・・どちらも船の運航にかけては、プロ中のプロのはずでした。しかし・・・。

事故現場の関門海峡は、世界でも屈指の狭い国際海峡。幅員は約600mに過ぎず、我国を代表する河川、首都圏の利根川や北日本の石狩川、そして当地の木曽川の川下よりずっと狭い。そんな場所を、日に数十隻もの大型船舶がひしめき合って通るのです。
私も数年前、この場所を訪ねた事がありますが、その頻繁な往来にしばし驚いてしまった記憶があり「良く事故が生じないものだ。」などと感心したものでありました。その不安が、此度は現実となってしまった訳ですね。
国道橋「関門橋」よりもごく近く、船火事を伴っていただけに、もし衝突現場が橋の直下であれば通行自動車を巻き込む二次事故を引き起こし、更に被害が増大する可能性さえありました。負傷された海自艦の関係各位数名に一言お見舞い申すと共に、此度の事故は、双方の艦船の航路が予め「交錯」しその後の展開が予見できるものだっただけに、双方の艦船と海上保安庁の関係各位は協力し、事故原因の究明に当たって頂きたいものであります。

原因究明がまだ途上につき、立ち入った言及は控えますが、直接の原因は、大型貨物船が狭い海峡の危険個所にて、先行船を無理に追い越そうとして、対向の海自艦の航路を支障したのが一つにはある様です。この件につき、海保も追い越しを禁ずる指令は出していなかった由で、その適切さが検証位はされて良いのではないでしょうか。あくまで、追い越しなどの航路変更は、操船の最高責任者たる船長の判断に委ねられるそうですが。

もう一方の海自艦の警戒態勢も十分であったか、是非明らかにして欲しい所ですね。関門海峡の如き危険個所の航行時は、全乗組員が規定の配備につき、十分な見張り役を立てる事が決められています。その事が、誠実に実行されていたかも顧みられるべきでしょう。

とに角、事故の前に双方の大型艦船はその航路が「交錯する事」が予め分る状況下にあった。双方の艦船、そして運航の安全を見守る海上保安庁の関係各位に、此度の悪しき事態を本気で避ける姿勢がどの位あったのか、真剣に捜査を願いたい所です。

真に「安全を守る」とは、そう言う事ではないでしょうか。*(注意)*
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