Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

令和でGO!その3

2019-05-06 20:40:47 | 社会・経済

我国史上初ともいわれる十連休も、今日で区切りとなる。各地の交通機関も相当に混雑や渋滞をする日もあり、犠牲を生じた遺憾な交通事故なども複数あった様だ。犠牲各位への弔意と被害各位へのお見舞いは当然として、その事に留意しながら同様な悲劇の再発を少しでも抑え込める様、行政と民間が連携しての 引き続きの強い取り組みが求められる所だろう。

対外的には、一昨日の 北鮮が発した複数の飛翔体が短距離弾道ミサイルだったらしいとの続報が入って来た。これまで 我らが自衛隊も想定の、液体燃料使用のスカッド型弾道弾と異なり 車載も可能な固体燃料式の模様で、事前に発射の兆候把握が困難なロシア国開発の「イスカンデル」型弾道弾に近い飛翔体の様だ。高い迎撃性能とされるイージス艦や、迎撃装備 PAC3でも対処に不安が残る様だ。ロシア本国では 戦闘機からの発射も可能な改良型も存在するとされ、もしも北鮮に渡ったのが事実なら 我国にとり重大な脅威ともなりかねない。地上のイージス艦と呼ばれ、巨額の導入費を要する「イージス・アショア」などで本当に効果があるのか?政府与党は国民向け説明を、改めてすべきと心得る。不十分なら こうした装備導入に広い理解が得られず、更に不安が増す事となりかねないからだ。

本題です。前述の事共と直ちに関連がないことだろうが、今月から発足「令和」を初め 我国独自の暦文化「元号」について TVの重鎮 大物司会者・タモリさんが大変優れたご見解を発せられ、ネットを含む各方面で高い評価を得ている様だ。それは、先月末から「平成~令和」の二元号を跨ぎ放送された 某民放の夜間報道特番席上の事だった様だ。ご見解の趣旨は以下の通り。

「西暦というものが ずっと続く本のページ数だとすれば、元号というのは日本だけが持っている『章』といえるのではないか。その『章』があるから(時代の)切り替えができるのではないか」

この見方に共感する声は多い。「元号についての捉え方、タモリさんの話がとても分かり易い」「タモリさんの話を聞いて(元号の事が)しっくりきた」「この考え方は良い」などなど。拙者などは 40年超に亘って放送界にあり続けたタモリ見解の重みを実感し「流石!」とも思ったものだ。同氏のこのご見解には、健全に年輪を重ねた文化人の発言の様な重みさえ感じられる。此度の改元前後に亘り 幾度も紹介された、元号の歴史上の重みを十分に踏まえ理解された 伝統を尊重する姿勢がよく表されている。安易な「西暦一本化」を標榜する軽佻浮薄な思潮に決して与しない決然とした姿勢は、普段里軽妙さとは一線を画する教養人としてのタモリさんの「もう一つの顔」が見られた様で 本当に有意義だったと心得る。

そして元号といえば 皇室、皇統の事共にも目を向けなければなるまいて。今世紀に入り 皇位継承に不安がある事は何度か見聞するも、安易な女性宮家の扱いはくれぐれも禁物だろう。確かに歴史を紐解けば、女性天皇がおわした時期あるは事実。但しそれはあくまで「万世一系」保持に向けた男系の女性天皇であって、いわば次代の男性天皇即位までの中継ぎ(リリーフ)的なお立場だった由。この問題に際し 報道メディア多数が卑劣なのは、明らかに意味の異なる「女性天皇」と「女系天皇」を恰も同義の様に見せかけ、一まとめに伝えようとしている節がある事だ。

現行の皇室典範は、歴史上みられた女性天皇まで認めていないとされる。もし改正の必要あるなら、それは「男系の保持」が前提の 暫定的なご即位に限られるべきだろう。最も忌むべきは「女系天皇」の方だ。これは読んで字の如く 母方の系譜が天皇家という事で、万一にも認められれば父方の系譜はどこの誰だか分らぬという危険な事象も考えられるではないか。極言すれば、欧米やA・A圏など外国人の可能性だってあるのだ。こんな事を認めては「万世一系」などとても守れず、初動で決して認めてはならない事が 拙者の様な愚か者でも理解できるというものだ。

こうした事態を招かぬ為にも、社会学者・八木秀次さんや作家・竹田恒泰さんらがかねて主張される「旧宮家の皇籍復帰」を本気で検討し 実現への努力をすべきだろう。旧宮家複数のの皇籍離脱は終戦直後、連合国進駐軍 GHQの方針で実施されたとか。背景は政治への「皇室無力化」の由だが、同時にそれは将来へ向けた「皇統廃絶の野望」がなかった訳ではないと拙者はみている。終戦直後の GHQ上層部は左派容共勢力が強い影響力を持ち、我国にとり極めて不幸だった 旧ソ連のスターリン政権とも通じていた様だ。

A級戦犯とされる 7名の刑死者を出した東京裁判こと極東国際軍事裁判を主導したのもこの勢力だったらしい。東西冷戦進行に伴い、流石にこうした左派勢力の温存は拙いとの判断に至った時の総司令官 D・マッカーサー元帥は、少し後に勃発した朝鮮動乱に際し 有名な「赤狩り(レッド・パージ)」を敢行して同勢力の排除駆逐を図ったが、我国にとっては「時既に遅し」だった様だ。1952=昭和27年春の サンフランシスコ講和条約で独立を回復した時には、我国内には相当な共産勢力が跋扈していたとされる。そして世代交代したそれらは公認政党にまでのし上がり、公然と皇統廃絶や元号不使用を喚き騒ぐ勢力を助長しているのはご存じの通りである。

前述の、全く意味の異なる二つの事共を意図的に混同する不良姿勢は本当に困ったもの。立憲民主党を初め 特定野党の姿勢も概ね似た様なもので、我国固有の伝統文化を本気で尊重する姿勢には見られない。あくまでも自勢力の都合の為 混同して国民市民を惑わせようとする策動は、我々国民市民の側が教養によって知力を高め、本当の不良な所を看破する眼力を養うしかないのだろう。つまり読解力(リテラシー)が大事という事だろう。今回画像は、当地名古屋と皇統ゆかりの伊勢志摩を結ぶ、近畿日本鉄道名古屋線にての、上下特急列車邂逅のシーンを。三重・四日市近辺にての模様です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする