Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

第198通常国会プレビュー

2019-01-27 21:03:30 | 国際・政治

2019=平成最後の 1月も もう下旬。明くる 1/28月曜から、今年の通常国会が開かれる。厚労省の勤労統計に関する不良の問題が、与野党攻防のメインとされる様だが、事は現野党が政権にあった時季にもかかっている。そうである以上、対政権与党追及にしても、そこの所を意識したものになるべきであり、それを弁えぬなら 野党支持勢力も再考を余儀なくされる事になろうかとも思うのだが。今日の地元紙 C新聞記事を引用して、少し見て参りたい。

「通常国会 明日招集~統計不正や外交焦点」

第198通常国会が 1/28に招集される。論戦最大の焦点は、毎月勤労統計の不正調査問題だ。厚労省・特別監察委員会による報告書は、同省職員の「身内調査」を与野党から批判され、聴取やり直しを余儀なくされた。政府の説明次第では 4月の統一地方選や夏の参院選への影響は避けられない。日露平和条約締結交渉を初め、外交に関しても 安倍政権の姿勢が問われる。「参院選の行方も左右」

自民党・森山国会対策委員長は 1/26、鹿児島県鹿屋市で講演、毎月勤労統計の不正に関し「一日も早く原因を究明し、雇用保険等の給付漏れの人に給付を行うことが大事」と、収束を急ぐ考えを強調。国会紛糾の可能性を念頭に「日程闘争のための議論は、国民に何もプラスにならない」と野党を牽制した。

厚労省は、弁護士ら特別監察委メンバーによる職員再聴取の結果を 週内にも与野党に報告する。組織的隠蔽を否定し続けた場合、野党が国会で追及を強めることは確実だ。根本厚労相ら政府側が答弁に窮する展開になれば、問題の幕引きは覚束ない。

北方領土問題では、安倍総理と河野外相は 交渉中を理由に詳しい説明を避ける構え。野党側は、歯舞・色丹の「二島返還」での決着を視野に入れているのではないかと糾す見通しだ。大韓民国・元徴用工訴訟やレーダー照射問題で悪化した同国との関係もテーマになる。

改憲を巡っては、安倍総理は国会での議論活性化に引き続き期待する。(註)主要野党は、総理主導の改憲論議に応じる気配はない。連立与党・公明党も通常国会で「国民の合意を熟成させる努力は 容易ではない」(山口同党代表)と慎重だ。

6/26までの会期中に、統一地方選や皇位継承に伴う十連休がある。閉会後に参院選が控え 大幅な会期延長は難しく、審議日程は限られる。政府は提出法案を、過去二番目に少ない 58本に留める方針。総理は 1/28に衆参両院で施政方針演説を行う。これに対する 衆参の各党代表質問は 1/30~2/1に実施。政府・与党は 2018=平成30年度・第二次補正予算案と 2019年度予算案の早期成立を図る。各法案の審議は 4月以降に本格化する。(引用ここまで)

以上をざっと一読しても、多くの新聞記事が 我国の国益や国民市民の福利を弁えずに書かれているとの想いを新たにする次第。以下 少し個別に見て参ると・・

①厚労省・勤労統計不良の問題。特別監察委員会は、問題の重大さを指弾、批判した上で 組織的隠蔽の意図は見られず、従来からの慣習が正されないまま続けられた事の不良を重く見る見解を明らかにした。そうである以上、組織的隠蔽の追及は生産的でなく、むしろ官僚レベルの不良な慣習の方にメスを入れるべき。これは、与野党に共通して求められる姿勢だろう。

② C新聞のみならず、主要メディアは、特に領土面の対露交渉の至難さを理解しているのだろうか。現トルコ国などは、旧オスマン帝国時代の領土の過半を、旧ロシア帝国に奪われているのだ。体制は変われど難しさは変わらないと言われる。安部政権も、北方領土交渉に関しては、歯舞・色丹の二島返還で幕にしてはならない事位 重々理解されているはずであり、野党を含む他の政権が交渉に当たったとしても 現政権以上の成果は望むべくもない。メディアは、その現実を弁えて報道すべき。

③大韓民国の諸問題、特に海自哨戒機向け火器管制レーダー照射事件は、韓国側に非がある可能性大。C新聞の記した主要野党とは、実は立憲民主、国民々主の両党メインの「特定野党」の事だが、曲がりなりにも見解を示したのは 枝野立憲民主代表だけ。それも、昨年暮れの事件発生と同時に発出できるものを、延々一カ月も要している。こんな有様でこの件につき、まともな質問や議論ができるはずがない。C新聞記事は、そこの所を避けようとしている意図が感じられる。

④改憲論議の項目にしても「主要野党が安部政権との議論に応じる意思かない」様に書き立てているが、本当の所は C新聞を含む既成メディア多数が不都合になる 改憲論議自体をさせたくないとの本音からのものではとも思うがどうだろう。

今回は・・と言うより今回も、引用の新聞記事を真に受ける訳には参らない、との想いを新たにしたものだ。一読の後は できるだけ多くの chから多角的に見解を得て、理解と得心を深めて行く姿勢が 手間ではあるが最善だろう。読解力リテラシーは、そうして養われて行く事となるのだろう。今回画像は、拙居所からも遠くない JR名古屋駅西側から発って、大阪・伊勢方面へ向かう近畿日本鉄道の名古屋線・米野駅構内の様子を。通る列車は 大坂なんば行き特急「アーバン・ライナープラス」。

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