Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

民の声は天の声

2005-03-01 23:54:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!
弥生3月もどうか宜しくお願い致します。

昨日、私の地元愛知県知多半島の美浜、南知多両町の合併話が住民投票の結果、白紙撤回される見通しとなりました。
もうご存知かも知れませんが、今回の合併により誕生が予想された新市はその名称が物議を醸しました。
何と「南セントレア市」・・・。皆様、この名称をどうお感じになりますか?
折りしも近隣に開港した中部新空港にあやかって両町の合併協議会が独断専行で発案し、双方の町議会にて全会一致の支持を取り付けたものの一般公募によった訳ではなく、そこにはやはり、地元町民の意思が反映されていなかった事になるのでは・・・。
両町の合併は当初、来年2006=平成18年3月に予定されていましたが、新市名が明らかになると直ちに地元、そして全国から批判の連絡が多く寄せられた由。
主な理由は「地元の歴史に沿う名称でない」「日本の地名に横文字は如何なものか?」等々。いちいちもっともであると感じると共に、現代人の感覚も思いの他健全にして捨て難いな、と思わされたものでした。
これを受け、合併協議会もその賛否を問う住民投票と名称についてのアンケート調査を実施。結果は投票総数約27000票中ほぼ7割が合併に反対。新市名についても、アンケート回答総数約22000件中ほぼ半数が「合併するとしたら南知多市」を選択。南セントレア市は全体の1割にも満たない結果となりました。
私はこれまで、余り住民投票と言う制度を必ずしも前向きに評価していた訳ではありませんでしたが、今回の投票結果を見て少しは考えを変えた方が良いのではと思う様になりました。
地元の方々、中々どうして高い見識を持っていらっしゃいます。横文字の地名を認めれば、それなりに地元経済活性化に役立つのは事実でしょう。しかしながらそうした事に目を奪われる事なく地元の歴史、伝統文化や慣れ親しんだ物事を尊重し、目先の事に流される事のなかった結末を、心より敬愛したく思います。正に「民の声は天の声」でしょう。
こうした真に日本人に相応しい見識と選択が、地域を越えて全国に広まってくれれば、と今は願っております。*(日本)*




コメント
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