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At First

イオン専用b-mobile SIMでインターナビにBluetooth接続…できない(内容修正)

 手持ちの携帯電話をスマートフォンSH-03(LYNX 3D)に機種変更してから、私にとっての一番の問題は、インターナビの通信手段確保である。
 「Cobalt Blue」などのアプリでBluetoothのDUNプロファイルによる接続を実現する方法が開発者様の多大なる努力によって実現されているが、spモードの契約を利用する限り、2011/7/15時点でも「spモードご利用規則」で禁止されたテザリング行為に該当すると私は考えており、ドコモが唯一認めたWi-Fiテザリングに追加料金の体系が設定されたことも含めて、危うさは否めない。

【参考】 アプリ「CobaltBlue」を利用しての接続について

 代替手段を考えてみると、ホンダが提供しているインターナビデータ通信USBなどの通信機器を利用するのが正攻法であろう。しかし、この通信機器は現状ウィルコムのPHS通信サービスを利用することから、サービスエリアを見る限り、都市部ならまだしも、少し山間部に入るだけで相当の地域で通信が利用できなくなる状況だ。

 そこで注目したのが、日本通信がイオンと協業して2011/6/10から展開しはじめたデータ通信サービス「イオン専用b-mobile SIM」(通称「イオンSIM」)である。このうち、通信速度が上り下りとも100kbpsに制限されるものの月額料金が980円(+ユニバーサルサービス料)の「b-mobileSIM プラン・A」を、BluetoothのDUNプロファイルをサポートしたiモード端末で利用して、専用通信モジュール化することを考えた。iモード端末は、以前に利用していたSH-01AやP-01Bをすでに売却してしまっているので、今回、中古品のN-06Aを調達した。
 あわせて、近くのイオンでSIMパッケージ料金(初期手数料相当)3,150円をクレジットカードで決済し、20分くらいの手続き時間でSIMカードの入ったパッケージを入手することができた。

 さっそく、N-06AにSIMカードを挿入してみる。このサービスが利用するネットワークはドコモのFOMA網であり、提供されるSIMカードもFOMAカードそのものだ。

「イオン専用 b-mobile SIM(プランA)」(いわゆるイオンSIM)のパッケージとN-06A N-06AにイオンSIMをセット


 まず、N-06Aにb-mobileの接続先(APN)設定を書き込む。
 ドコモが提供している「FOMA PC設定ソフト」を使い、N-06AをパソコンにUSBケーブルで接続して設定を書き込むことになる。同ソフトの保証外のようだがWindows7(64bit)で正常に設定することが出来た。なお、ドコモコネクションマネージャを使えば、Windows7(64bit)やMacOS Xも含めて現行のOS環境に対応しているが、Windows環境からAPN設定を書き換えるだけなら、「FOMA PC設定ソフト」の方が便利に感じる。

FOMA PC設定ソフト


 マニュアル設定の「接続先(APN)設定」をクリックし、接続先(dm.jplat.net)と番号、接続方式(IP接続)を追加設定する。番号(cid)は、空いている番号なら何でも良いようだ。ただし、この番号をインターナビに設定する接続先電話番号の一部として利用するので覚えておく必要がある。

接続先(APN)の追加


 設定が終わったら、「FOMA端末へ設定を書き込む」をクリックすれば、これで完了だ。



 続いて、インターナビにN-06Aを登録する。
 これまでのSH-01AP-01BSH-03Cと基本的な手順は同じだが、こうしたデータ通信専用のサービスを使おうとする場合、少しだけ分かりづらい操作があったので記しておく。

 N-06Aの「新規機器登録」及びインターナビの「電話機登録」からそれぞれ手順を進め、パスキーを入力すると、N-06A側では「internavi機器登録完了しました」の表示が出る。しかし、この段階ではインターナビ側は相変わらず「電話機からの接続待ちです。パスキーは1212を使用してください」と表示されたまま、いっこうに進まなくなる。
 N-06Aの「登録機器リスト」に表示されたinternaviを選択して接続するサービスを指定する必要があるのだが、今回用意した「イオン専用b-mobile SIM」はデータ通信専用サービスで(電話番号は割り振られているが)通話は出来ない。このことを知っていると「ダイアルアップ」のサービスだけを待機すれば完了すると思ってしまうが、「ハンズフリー」のサービスへの接続を選択しないと、インターナビ側の電話機登録が完了しない。インターナビの電話機登録では「ハンズフリー」のサービスの選択は必須のようだ。
 私もこの手順でしばらく悩んでしまったが、ホンダが提供する接続設定マニュアル(PDFファイル)を参照して解決できた。

「ハンズフリーの」のサービスを登録するとインターナビ側の電話機登録が完了する」 N-06Aの登録機器リスト画面にinternaviの表示


 最後に、インターナビ側に「イオン専用 b-mobile SIM」の接続設定を行う必要がある。
 この部分は、mobie_maniaさんの「bmobile[イオン専用プラン]のスマートループ接続設定方法」を100%参考にさせていただいた。私自身は「みんから」のアカウントを保有しておらず、直接お礼を申しあげることが出来ないので、日本通信への問合せを含む積極的な情報収集とその結果を公開していただいたことに、この場で感謝を申しあげます。

 インターナビへの設定は以下の通り行っている。
 APN設定やユーザーID、パスワードは日本通信のWebサイト(http://www.bmobile.ne.jp/aeon/setting.html)でも公開されていることから明記した。DNS設定は、前出、mobie_maniaさんの調査によるものだが、私もmobile_maniaさんも正確性を保証しないのでご留意いただきたい。
  • 接続先名称 : 任意のもの
  • 電話番号 : *99***4#  (上記「FOMA PC設定ソフト」で設定した番号(cid)を7桁目に入れる)
  • ユーザーID : bmobile@aeon
  • パスワード : bmobile
  • DNS設定 : 手動
  • DNS1 : 202.32.159.24
  • DNS2 : 210.128.58.10
  • 通信手段 : 携帯(パケット)
  • Proxy設定 : 使用しない


インターナビでの「イオン専用 b-mobile SIM」用の接続設定(前半) インターナビでの「イオン専用 b-mobile SIM」用の接続設定(後半)


 最後に接続先を、今作成した b-mobile SIM用の設定に変更し、インターナビデータ通信を行ってみると…。
 確かにインターナビはN-06Aを通じてdm.jplat.netに接続する。そして、VICS情報や気象情報を取得しようとするのだが、多くの場合、20~30秒ほど経過して全ての通信が完了する前に切断されてしまう。その段階までの通信が行われているか否かも定かではない。それでも数回に1回は、1分以上継続して接続し、情報取得が完了することもあるから、たちが悪い。

新しく作成した接続先に設定を変更 いったんは接続するのだが…


 そこで、ドコモSIMに入れ替えてmopera.ne.jpに接続してみたところ、全く同じ症状が発生(ここでもう少し検証すべきだった)。N-06AのBluetooth接続は不安定という情報もいくつか入手したのでN-06Aの問題と判断し、中古端末を購入した販売店に症状を説明したところ在庫のF-01Bへの交換措置を受けた。

「イオン専用 b-mobile SIM(プランA)」のパッケージとF-01B F-01BにSIMカードをセット


 交換後のF-01Bにおいて、ドコモSIMで正常にBluetooth経由のインターナビデータ通信が出来ることを確認した上で、上記と同様の設定を行った。なお、F-01Bでは、USB接続用のAPNとBluetooth接続用のAPNを別途管理しているため、F-01BとPCをBluetoothで接続してAPNの設定作業を行う必要がある。
 しかし、今度はdm.jplat.netへの発信ができない。

F-01Bでb-mobileSIMのBluetooth経由通信は「パケット接続不可」


 パソコンとBluetoothで接続して発信してみても、「エラー619:リモートコンピュータへの接続が確立できなかったので、この接続に使われたポートは閉じています」のエラーが表示される。同じダイヤルアップ接続でUSB接続には成功するので、ユーザIDやパスワードの誤りはないと思われるし、Bluetooth用のAPN設定もF-01Bの画面表示を見る限り、正しいように見える。
 一方で、ドコモSIMに入れ替えてのBluetooth接続はインターナビからもPCからも問題なく成功するので、今回はF-01Bの不具合を疑うことはできない状況だ。

エラー619で接続エラー


 2011/7/18時点では、この状態でにっちもさっちもいかずに行き詰まっている。
 このエントリーを元に挑戦される方、私は成功していないので、自己責任でお願いします。


【2011/7/25追記】
 本件について、bモバイルヘルプデスクに問い合わせたところ、回答があった。
 日本通信では、この組み合わせでの動作確認を行っていないので情報はないとのこと。そもそもが無保証の使い方であるのでこの回答で仕方が無い。
 あわせて、エラー619については、APNやユーザー名やパスワード、PDP typeなどに間違いがある場合に発生するエラーであり設定内容の再確認を促された。しかし、同じダイヤルアップ接続を使ってもUSB接続なら正常に通信が出来るが、Bluetooth接続ではエラー619で「接続不可」になる状況は変わらなかった。念のため、再度、ドコモSIMでmopera.ne.jp宛の接続をしてみると、やはりUSB、Bluetoothとも正常に通信が出来る。
 こうした状況を見ると、F-01BのBluetooth周りになんらかのクセがあるのかもしれないが、他社SIMでの動作をF-01Bの販売元のドコモに問い合わせてもサポートの範囲ではないことは明白だ。残念だが、ここでゲームオーバーだ。
 ちなみに、ネットを検索してみると、他にもb-mobile SIMと富士通製FOMA端末でのBluetooth DUN接続の失敗例を見つけた。

 こうした100kbps程度の速度に絞ったSIMとBluetooth DUNで各社のカーナビと接続できる通信モジュールを組み合わせた商品があると良いのだけど…。


【参考】その後、Xiのデータ通信専用プラン→インターナビ・データ通信USBと渡り歩きました。
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