アプリケーションの容量は1.44MBだが、100ページを超えるデータ部分は50MBを超えている。SDカードへのインストールも可能のようだが、空き容量が少ない端末での利用は厳しいかもしれない。
体裁は、電子書籍そのものである。
使い古された表現で言えば、「紙のページをめくる感覚で」画面をスワイプすると、次のページを読み進めることが出来る。もちろん、ピンチインとピンチアウトで縮小や拡大をすることも可能だ。
通常は1ページを画面いっぱいに表示するが、本体を回転して横長にすると、2ページ見開きで表示される。
目的の情報を探すのに便利な「目次」や、キーワード検索の機能も搭載されている。
関東甲信越以外のエリアマップやショップ一覧は巻末にまとめて掲載されている。これさえあれば、旅行先でも安心だ(なにが?)
ちなみに、アプリの終了操作は「バックキー」の長押しに割り当てられている。
紙資源の節約やカタログ配送にともなう環境負荷の低減など、このアプリ版「ドコモ携帯電話カタログ」の意義をエコの面から語ることはたやすいが、現実にはこれからも販売店に紙のカタログは並び続けるだろうし、このアプリが紙のカタログをすぐに置き換えることが出来るわけではない。、
とは言うものの、「eトリセツ」とともに電子書籍に触れる機会を増やす一つの策として、こうした取り組みは意味があると思う。
ところで、Androidマーケットのアプリ説明の中に、「検索用キーワード」として「総カタ」があるのを見つけてしまった。かつて「総合カタログ」と呼ばれていたからだろうが、こんなキーワードで検索する人がいるとは思えないんですが…。つまりは、遊び心ですね。
と書いてから、念のためググって見たら、何件かヒットするようで…。「総カタ」は、他の業界でも「総合カタログ」の略称として使われているのですね。