TOMO's Art Office Philosophy

作曲家・平山智の哲学 / Tomo Hirayama, a composer's philosophy

不幸な一週間~DTMコンテスト

2006年06月18日 | 音楽
 DTMコンテストに曲を応募しています。このコンテスト、本番の審査とは別に、一般聴者が10段階の評価をすることができるんですが、私の曲、いきなり1点(最低点)を叩き出しました(笑)2、3点なら分かりますが、1点とは…もはや音楽ではないということでしょうか。

 音楽の感じかたは主観的なものです。バッハをつまらないという人もいるだろうし、道端のどへたなシンガーのに心動かされる人もいるでしょう。子供の調子っぱずれな歌も親にとっては天使の歌声ですしね。どんな感じかたをしようとその人の自由です。自由ですけど…1点はないだろ(笑)そこまで暴力的な曲なのかこれ?

 そういえば武満徹の「二つのレント」も初演時、「音楽以前である」と酷評されたらしい…いや、全く次元の違う話だな、これは(笑)

コメント (2)
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大学時代の自主制作映画

2006年06月11日 | 音楽
 雨降りの週末、家を掃除していると懐かしいビデオが出てきました。大学の時に友人が作った自主制作映画です。彼とはたまたま語学のクラスが同じだったこともあり、挿入曲を作らせてもらいました。

 内容は、純粋であるがゆえにバイオレントな少年と、自分を痛めつけるかのように風俗に身を落とす少女の恋物語。終始冷めた視点で淡々と進む手法がなかなか素敵な映画でした。

 大学時代はオケに熱中していたので、作曲は全くしていなかったのですが、この映画の話をもらって関を切ったように作曲に対する欲求が溢れてきたのを思い出しました。
音楽であれ、絵画であれ、映像であれ、創造的な仕事には刺激を受けますし、誰かの為にモノを作るというのは楽しいことです。
しばらくしてから「この曲は映画のレベルを一段上げてくれた」と手紙をもらったことは一生忘れないでしょう。

 今後はこういうことをする機会はないのかな…と、ふと寂しく思いましたが、諦めずに活動を続けていればまたこういう出会いがあるかもしれない。今は耐えて力を蓄える時期なのかもしれません。

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