TOMO's Art Office Philosophy

作曲家・平山智の哲学 / Tomo Hirayama, a composer's philosophy

予告~「<音楽>という謎」~を読む

2005年07月30日 | 音楽
 音楽って何だろう。

 高校のときホルンを始めてから、ここまでのめりこんで来た音楽。音楽は私の青春であり、最高の快楽であり、これからも人生の傍らにたたずんでいるであろうパートナーです。
 ここまで私の人生に深く入り込んできた音楽とはなんなのか、この辺でもう一度考え直してみたいと思い、一冊の本を買ってきました。

 近藤譲「<音楽>という謎」

 近藤譲氏は日本のみならず、世界を舞台に活躍する現代作曲家です。室内楽、声楽から電子音楽まで幅広い作曲活動をする一方、音楽に関する、歴史的、社会的、哲学的な考察と著作を行っていらっしゃいます。
 この本は、氏が「音楽とはなにか」という根本的な問いに正面から切り込んだ意欲的な作品。私自身の思考の整理もかねて、今後少しづつこのブログで内容を紹介していきたいと思います。

 音楽の技法や歴史、方法論についてはすでに大勢の方が多方面からすばらしい研究されいますので、私の得意分野である哲学的な視点から音楽をのんびり考え直していきたいと思います。お楽しみに!

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Thank You!~初トラックバック~

2005年07月15日 | Weblog
 ついに、私のブログにトラックバックが!!トラックバックしてくださったのは私の大学オケからの友人BEBEとバス弾きの「あっくん」です。せっかくトラックバックしてくださったので、このお二人を紹介します。


「楽しい仲間と楽しい音楽~くにたちの夏と24の私。」

 なんともほのぼのとした題名のこちらのブログは、私の友人で、大学時代コンミスをしていたBEBEの音楽日記。私はオケの団長をしていましたが、間違いなく最も信頼できるVn弾きでありコンミスです。3歳からはじめたVnの腕もさることながら、音楽に対する情熱と努力は尊敬するのみ。現役の頃、彼女の手帳にVnのメンバー一人ひとりの状態がびっしり書いてあったのを今でも思い出します。そんな彼女の音楽論にちょっと浸ってみてはいかがかな?

「Die Sorge」
 
 コンバス弾きのあっくんのブログです。奇遇なことに同じ時期にプルチネルラを演奏されるようです。いわば同志ですな!ご自信で演奏された沢山の曲についてコメントされてますので、参考になると思います。いや~良くこんなに書いたもんだ!

 
 やっぱり交流があるのはうれしいですね。これぞブログの醍醐味。トラックバックだけでなくコメントもがんがんPlease!かならずお返事しますよ~
コメント (2)
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「発表会」と「演奏会」

2005年07月10日 | 音楽
 先日、大学の後輩達の演奏会を聴きに行ってきました。久しぶりに母校の講堂での演奏会と言うこともあり、予想以上にお客さんが集まってくださったようです。

 アマオケの集客というのは非常に難しいですね。おそらくお客さんの半数から7、8割は団員の知り合いや、家族ということが結構多いと思います。なんだかんだ言ってもアマの演奏ですから、自分の知っている人がいないと演奏を聴きにいく楽しみが半減しますよね。私もそろそろ顔見知りの後輩が少なくなってきたので、毎回聴きに行く自信はちょっとなくなってきてます。

 私が現役学生の頃はこの事実が非常に不愉快でした。毎回の演奏会で感想を見てみると知っている人の名前ばかり。もちろん聴きに来て下さったことは無条件にうれしいことなのだけど、所詮自分達の演奏は「発表会」なのだと思った記憶があります。身内は自分達の努力を知っているから褒めてくれるのは当たり前。でもそれって本当に音楽で人を感動させられたってことなの?と。

 この思いは基本的には今でも変わっていないんです。身内に聴いてもらえることはもちろん何よりの喜びです。私だって妻や子供に演奏を聞いてもらうのが一番うれしい!でも、その状況に甘んじていたら「発表会」の域から抜け出せない気がするんですよね。8月の演奏会は妥協することなく良い音楽を作る努力をしたいと思います。

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のりのりゆうてぃん

2005年07月01日 | 音楽
 私は23歳ですが、子持ちです(笑)実は学生結婚だったりします。子供はもう一歳(万歳!)

 自分は子供に音楽を押し付ける気はさらさらないのですが、音楽を感じる喜びと感性だけは持ってもらえたら思っています。こればっかりはもっていないと損ですからね!まあ、自分が大音量でマーラーや武満を聞いているので、自然音楽に反応するようにはなってくれたわけですが(いいのか、その二人で!?)、最近うれしいことにお父さんの曲に一番反応してくれます!!


 ものの本によると、子供は音を聞き分ける能力を生まれつき持っているそうです。新生児に和音と不協和音を聞かせると、和音のほうに顕著に反応するらしい(特に5度の音程)。本能的に振動数の増幅を心地よく感じるようになっているのですね。人間が音楽を愛してやまないのも無理はありませんな!

 ちなみにうちの子は「真夏の夜の夢(TOMO作)」を聴くと踊りだします(笑)

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