TOMO's Art Office Philosophy

作曲家・平山智の哲学 / Tomo Hirayama, a composer's philosophy

ソロも気持ちいい!

2005年03月30日 | 音楽
 先日、久々にホルンのソロを吹いてきました。ソロコンの時にお世話になったピアノの先生の発表会にアクセントがほしいとのこと。かなり急なお話だったので、比較的簡単なサン・サーンスのロマンスを吹かせていただきました。

 感想としては「気持ちいい~!」の一言(笑)
 私はホルンの基本はもちろんアンサンブルだと思っているのですが、ソロも楽しい!自分の音、音楽がダイレクトに伝えられる喜びと緊張感はやはりソロならではですね。また、ソロとは言っても、ピアノの伴奏があります。このピアノとの間合いの取り方や掛け合いが楽しくも難しい。鍵盤楽器と管楽器ではやはり呼吸やテンポの感覚が微妙に違うので、お互いよく聞きあって音楽を作っていくのはいつもと違った楽しみでもあります。

 ただ、ソロを吹いていて毎回思うのは、ホルンはつくづく「音色」が命であると言うこと。ホールで演奏すると自分の音が跳ね返ってくるので痛感します。特にロマンスのようにシンプルな曲は音色ですべてが決まると言っても過言ではないですね。幸い、今回は終わったあとに「ホルンてあんなきれいな音が出るんですね!」とのお言葉。ホルニスト冥利に尽きます!

 ちなみに今回会場となった狛江のエプタザールというホールはすばらしかった!個人所有で、収容人数150人という小さなホールですが、音の響き具合は抜群。大音量だと飽和してしまう危険性がありますが、小さなアンサンブルにはうってつけだと思います。これまた幸せ!

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