TOMO's Art Office Philosophy

作曲家・平山智の哲学 / Tomo Hirayama, a composer's philosophy

岡本太郎美術館をゆく

2008年11月08日 | 芸術
岡本太郎美術館に行ってきました。生田緑地のなかにある静かな場所ですが、岡本太郎の刺激的な作品を堪能することができます。ただ、岡本太郎はパブリックアートを強く志向した人なので、こういう箱のなかに作品が閉じ込められるのは好きじゃないかもしれませんね。日本でアートを単なる嗜好品の枠から開放したのはやはり岡本太郎なんじゃないでしょうか。

また、企画展は岡本太郎賞の若手作家による作品展。非常にユニークな作品が多く、楽しめました。特に良かったのはえぐちりかさんと横井山泰さん。えぐちりかさんはドコモダケをグロテスクにアレンジした作品が有名ですが、日常のなかにある狂気が感じられて面白いです。横井山さんは百人一首の作者を現代的な視点で描いた作品。歴史上の人物を等身大に感じさせてくれるいい作品です。

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