「理科の探検」リカタンは、季刊誌なので、
四季折々に拙画「はいまん彩」に貴重な
1ページをいただいている。
今回のはいまん彩は、産卵に戻ってきた鮎が、
待ち構えているサギの嘴をかわしつつ、果敢に
堰を上る様子を描いてみたが、一目瞭然なので、
俳句の文字は入れていない。
嘴(はし)かわし鮎の一心堰のぼる
この句が背景にある。
なお、この作品には、対になった作品があって、
堰を跳ぶ若鮎を嘴待ち受けり
同じ状況を詠んでいるが、この前句は、待ち受ける
シラサギ側から詠んでいる。
今回のリカタンの後句は、川をのぼる鮎側から
詠んでいるのだ。
いわば、修正版とも言えるが、やはり生まれて間もなく
海に下った鮎が、幾多の試練を乗り越えて生き残り、
産卵のため、故郷の川を遡上する生命力を描いてみたい、
と思ったのである。
リカタン夏号は、「特集夏だ!リアル理科探検に行こう」と
副題を付けて、自然を観る、知る、遊ぶ旅をテーマに
科学の旅を満喫しようという号になっている。
とにかく、読んで、観て、ためになる本ですよ。
ぜひ、一読あれ…。
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