つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

伊藤美誠選手

2022-01-13 11:25:48 | スポーツ
日本の卓球は、随分とレベルが上がり、
特に女子は、中国に次ぐナンバー2へと
地位を築いてきた。

伊藤美誠を筆頭に、石川、平野、早田
と、ビッグ4を形成して、層を厚く
して、中国に後一歩と迫っている。


そんな中、日本女子卓球の魔王こと
伊藤美誠が、先のヒューストン世界卓球で
珍しく、弱音を吐いたのである。

世界大会前から、ちょっと本調子を欠いて
いた事もあって、元気が無かったように
見えたので、気になっていたのだ。

そこで、この際、気になっていたことを
書いてみようと思い立ったのだ。

「あれだけ練習したのに…」美誠ちゃんの
敗戦の弁によく出てくる言葉である。

周りが止めても止まらないぐらいの
練習をすると言う。

もちろん、以前書いたことのある、元プロ野球
巨人軍の西本聖が言った「練習は俺を裏切らない」
という謹言があるのだが、しかし、この言葉にも
落とし穴が潜んでいるようなのだ。

つまり、やり過ぎと言うことである。

というのは、以前テレビで、ハンマー投げの
室伏広治選手(現スポーツ庁長官)が父の話を
していたことがある。

室伏選手のお父さんは、室伏重信と言って、
日本選手権優勝🏆12回、アジア大会5連覇を
成し遂げ、鉄人と呼ばれた、まさにレジェンド
なのだが、練習の虫でもあった。

そこで、記録を伸ばそうと、いつもより練習に
練習を重ねて挑んだが、かえって記録が低く
なってしまったと言う。

そこで気づいたのは、練習のし過ぎによる
疲労だったというのだ。

気づかないうちに、疲労が蓄積していた
のである。

その事を息子の広治さんに伝え、休ませる
ことの重要さを説いたと言うのをやって
いたのだ。

休ませるというのは、疲れていたり、痛んで
いたりしている筋肉の回復をはかると同時に、
精神的にも、思い詰めたり行き詰まったり
していたのを、回復するのに必要な時間
ではないだろうか。

ぜひ、美誠ちゃんにも一度、身体を休めて、
心身をリフレッシュしてはいかがかと、
老婆心ながら思った次第です。

もうすぐ全日本選手権が始まる。

又、美誠ちゃんのあの不敵な
笑顔を見せて頂きたいと願って
いるのです。

春日差す 眠れる虎の 爪先に
              Issei





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