久々にブリ大根を作った。
何だか急に食べたくなったのだ。身内らの
好き嫌いもあって、このところタイミングが
合わなかったのである。
ブリ大根はよく作っているので、もう基本レシピは
覚えている。圧力鍋でやれば5分の圧掛けで
できるのだ。
ブリといえばやはり、臭い消しがポイントに
なってくる。わたしは魚好きなので、そんなに
臭いは気にならないのだが、敏感なのもいるのだ。
最初は、買ってきた粗をそのまま煮込んでいた。
しかし、身内らがちょっと臭いが気になり出したので、
身内がバルサミコ酢を少々加えるようになったら、
けっこう臭いも抑え、味も品が良くなったのだ♪
料理を担当するようになって、身内から
バルサミコ酢までを引き継ぎ、それに
50度C洗いで血合いなどの汚れを
落とし、生姜をいれるのを加えたら、
好評だったので、これでブリ大根は
完成かな…と思っていた。
だからきのうもそれでいくつもりだったのだが、
突然、我がテキトー気まぐれがひらめき、
残っていた正月用のだし昆布が
あったので、10㎝×10㎝ほどに切れて
いるのを1枚、10分程もどして鍋の
底に敷き、だし汁ごと加えてみた。
これが大ヒットで、ブリも大根も味が
まろやかになり、翌日の温め直しでも、
臭みがほとんど出なかったのである。
げに…料理の深さはきりがないことを
痛感させられてしまった。
しかし、よく考えてみると作り始めのわたしの
ヒットなど、ベテラン奥様方などとっくの昔に
やってることなのかも知れないと思い、何だか
恥ずかしくなってきた。まあ、最初はこんなもんです。
ちょっとの発見で嬉しがって…。(笑)
きっと、まだまだ、発見があるんだろうなあ…いやあ深い。
つぶや句 大根を片手に鰤の粗売り場
issei