悲しきカンガルー

１９６０年代に流行った歌で「悲しきカンガルー」（ロルフ・ハリス）
というのがあるのだが、その日本語の歌詞の内容は…
“つかない日とは…昨日のこと、三隣亡か、13日の金曜日”
なーんて、いう歌なんだが、まさしく昨日がそうだったのである。

ついに母が入院した。その病院に見舞いに行くべく、５時に仕事を終え、
高速道路に乗っていったところ、インターを一つ間違えて降りてしまった。

いけな！と思い、引き返してもう一度高速へ乗りなおそうと
交差点でＵターンしたところパトカーに捕まってしまった。

「ここはＵターン禁止なんだよねえ、ちょっと見落としちゃったかなあ」
みょうなやさしげ口調でこういうのである。

もうチケットを切られるのはわかっているので、当方は神妙にしていて、
みょうなやさしげ口調を長々とうけたまわった。

高速に乗りなおしてから、あ～あインターを間違えて降りたばかりに…。
出るのはグチとため息ばかり。

高速をやっと降りて病院へ向かう道路へ出たつもりが、これまた
一本外れて、大回り。さすがにＵターンは致しませんでした。

やっと病院にたどり着くとカミさんが来ていて、二人で母に食事を
させてから帰路についたのだが、先生から血液検査の結果ちょっと
良くない可能性の情報をカミさんから聞かされる。

そして再び高速へ…。しっかり表示を見て、よし間違いないなと入っていったら、
グルリとやけに回るではないか。「オイオイこのまんまじゃあ
一回転しちゃうぜ」と笑いつつ高速へ入ったら、ホントに一回転
してて、逆方向に乗ってしまったのである。ゲ～～サイテー…。

すったもんだで家にたどり着いたときは８時をまわっていたのだった。
こうして「悲しきカンガルー」な日はやっと終わったのである。

ちなみにＵターン禁止違反で６０００円也を一週間以内に
現金で支払わなければならない。

あ～疲れた…。