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gooブログ「曇りのち晴れ」

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曇りのち晴れ

2013-11-03 09:30:00 | 俳句日記
11月3日(日) 曇り 文化の日

丈ほどの千草八千草風の道


香る柚子棘の鋭き葉の隠す(柚子)



たべもの歳時記

2013-11-02 12:34:00 | 全集
俳句たべのもダイアリー二0一三年十月

十月 一日(火)晴 苦瓜を水に浮かせて夕仕度(苦瓜)
十月 二日(水)曇 焼き鮭の旨みに箸のすすむ朝(鮭)
十月 三日(木)晴 柿ならべ棚の入れ替え食品街(柿)
十月 四日(金)曇 ピーナツの殻割る音にふと無言(ピーナツ)
十月 五日(土)雨 いちじくの舌に弾けるモーニング(いちじく)
十月 六日(日)曇 秋茗荷薬味に刻む昼餉時(秋茗荷)
十月 七日(月)曇/晴 しめじ茸サラダに和えて夫婦酒(しめじ茸)
十月 八日(火)晴 秋卵鍋にとろとろ火の恋し(秋卵)
十月 九日(水)晴/曇 ほほえみを皮に残して衣被(衣被)
十月 十日(木)晴 いつ来るか巣箱に林檎置いてみる(林檎)
十月一一日(金)晴 鷹の爪除けても辛さ身に沁みる(鷹の爪)
十月一二日(土)晴 チョコ割れば木の実いろいろ森の夜(木の実)
十月一三日(日)晴 花梨の実のど飴に姿を変えて(花梨)
十月一四日(月)晴 柿二つ熟すまで待つ晴れ続き(柿)
十月一五日(火)曇 焼きたての鱸に箸を入れる夜(鱸)
十月一六日(水)雨/曇 無花果をもいでは熟すまでを待つ(無花果)
十月一七日(木)晴 花梨とは悪戯小僧の拳骨か(花梨)
十月一八日(金)晴 椎茸の厚み浮かせて椀の汁(椎茸)
十月一九日(土)曇 木の実落ちいつかは帰る童唄(木の実)
十月二0日(日)雨 振り出しに戻るしかない石榴の実(石榴)
十月二一日(月)晴/曇 焼鮭の紅ほの淡く朝の声(鮭)
十月二二日(火)曇 柚子の皮刻んで乗せて薬味とす(柚子)
十月二三日(水)曇 嵐来る朝の予報に林檎剥く(林檎)
十月二四日(木)曇 漬物に柚子の実香る花小鉢(柚子)
十月二五日(金)雨 馬鈴薯のサラダを和えて昼餉時(馬鈴薯)
十月二六日(土)雨 コーヒーをミルで落として胡桃菓子(胡桃)
十月二七日(日)晴 一言の重さを啜る葡萄の実(葡萄の実)
十月二八日(月)晴 南瓜切る力を胸に朝厨(南瓜)
十月二九日(火)晴 甘藷煮と濃茶を啜る夕餉前(甘藷)
十月三0日(水)晴 無花果を割れば言葉の宝箱(無花果)
十月三一日(木)  化け出るぞ南瓜の大きな口を開け(南瓜)



曇りのち晴れ

2013-11-02 12:32:00 | 全集
俳句ダイアリー二0一三年十月

十月 一日(火)曇 まだ降らぬ秋の小雨の疎ましく
十月 二日(水)雨 秋の雨小石をぬらす朝の内
十月 三日(木)晴 花桔梗枯れて鐘の音風の中
十月 四日(金)曇 朝もやに色を移さず蔦かずら
十月 五日(土)雨 秋雨に飛び出すバイクのダボカッパ
十月 六日(日)曇 霧の朝木々の梢の呼ぶ声か
十月 七日(月)曇/晴 秋風が水面振るわせ澄んだ朝
十月 八日(火)晴 コスモスの可憐なゆえに儚くも
十月 九日(水)晴/雨 萩の風記憶の扉たたく音
十月 十日(木)晴 実紫何か言葉をつまらせて
十月一一日(金)晴 芭蕉裂け風の足跡追ってみる
十月一二日(土)晴 風吹けど風に負けじと狗尾草
十月一三日(日)晴 秋晴れの朝ソックスの白映える
十月一四日(月)晴 心地良く撫子の花朝の声
十月一五日(火)曇 寝返りを何度打ったか長き夜
十月一六日(水)雨/曇 台風の渦に巻かれて木々唸なる
十月一七日(木)晴 とどまるを待つ事として初紅葉
十月一八日(金)晴 十三夜うさぎは跳んで雲隠れ
十月一九日(土)曇 埋められぬ記憶の穴に秋嵐
十月二十日(日)雨 秋霖の傘行過ぎる顔隠す
十月二一日(月)晴/曇 芋嵐去れば週明け空明ける
十月二二日(火)曇 秋雨の身に沁みる朝そぞろ寒
十月二三日(水)曇 曇り空雁の姿も無く低く
十月二四日(木)曇 コスモスの枝を折り野分北へ去る
十月二五日(金)雨 野分けあと相次ぎ野分け渦のなか
十月二六日(土)雨 小雨降る秋の通りの朝遅し
十月二七日(日)晴 秋晴れの朝の遠吠え誰を呼ぶ
十月二八日(月)晴 天高く雲まで走り朝がゆく
十月二九日(火)雨 秋の朝雨が静かに眠らせる
十月三十日(水)晴 ふと何か記憶をたどる長き夜
十月三一日(木)晴 青く碧くどこまでも空は爽やか