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gooブログ「曇りのち晴れ」

曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一六年八月

八月 一日(月)晴 蝉の朝いつかどこかで見た夢か
八月 二日(火)曇/晴 浴衣着て待ち合わせする若き女
八月 三日(水)晴 朝ぼらけ天使の目覚める翅の音
八月 四日(木)晴 夏の朝早くも空の碧深む
八月 五日(金)晴 天と地を結ぶ生霊白睡蓮
八月 六日(土)晴 ぐるぐると証拠にもなく蓮紫
八月 七日(日)晴 とどかずにいつも背伸びの百日紅
八月 八日(月)曇/晴 風のなく日焼けしそうな百日紅
八月 九日(火)晴 一日の長さを知らす朝の蝉
八月 十日(水)晴 葉の雲に白き精霊花睡蓮
八月一一日(木)曇/晴(山の日) 山の声山の風かと峠越え
八月一二日(金)曇/晴 知らずして忘れてならぬ夏がある
八月一三日(土)晴 明け早々生き物達の声爽か
八月一四日(日)曇 いつになく水をたっぷり盆参り
八月一五日(月)曇(終戦記念日)平和への祈りの鐘よ終戦日
八月一六日(火)晴/曇 焼けるほど痛き一片白木槿
八月一七日(水)晴 朝顔のしぼんで晴れた空迫る
八月一八日(木)晴 朝風のそよぐ葉音かつくつくか
八月一九日(金)晴/曇(俳句記念日) 夜景背に俳句記念日祝い酒
八月二十日(土)曇/雨 雨走り野分けあとだか前なのか
八月二一日(日)晴 水たまり秋を見つけて飛び跳ねる
八月二二日(月)雨 雨しとどあとからあとから野分来る
八月二三日(火)晴 野分あと安堵の朝に禽の声
八月二四日(水)曇/晴 雨上がりいつのまにやら秋の声
八月二五日(木)晴 一枚の折り紙弾け花桔梗
八月二六日(金)晴 爽やかな朝ひとときと風の巻く
八月二七日(土)曇/雨 野分あと途切れる間なく風強し
八月二八日(日)曇/雨 雨垂れが落ちて蜉蝣遠ざかる
八月二九日(月)雨 台風の闇を引き連れやって来る
八月三十日(火)雨 風の渦分けては目指す風の駅
八月三一日(水)晴 台風一過どこまでも空の碧ひらく

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