凪の夜の怒りのかたち花芒 小泉久子
芒が風に吹かれて、その花穂が金色や銀色に輝くさまは、とても幻想的で美しい。しかし凪の夜となるとどうだろうか?意外にも花穂はあちこちへ勝手な方向を向いたまま止まっているのではないだろうか。そのさまは、少し不気味でもあるけれど、作者にとっては「怒りのかたち」に見えたのだ。「怒り」という感情に形があるとしたら、凪の夜の花芒は、確かにそれかもしれない。「滝」12月号〈滝集〉より抄出。(Midori)
芒が風に吹かれて、その花穂が金色や銀色に輝くさまは、とても幻想的で美しい。しかし凪の夜となるとどうだろうか?意外にも花穂はあちこちへ勝手な方向を向いたまま止まっているのではないだろうか。そのさまは、少し不気味でもあるけれど、作者にとっては「怒りのかたち」に見えたのだ。「怒り」という感情に形があるとしたら、凪の夜の花芒は、確かにそれかもしれない。「滝」12月号〈滝集〉より抄出。(Midori)
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