滝といふ水の歓喜を仰ぎけり 西 美愛子
滝を、「水の歓喜」と捉えた作者。
「滝」が夏の季語だということをしみじみと実感させられる。
「歓喜」という、本来人の感情を表出する言葉が、
「滝」の形容に、これ程ぴったりだとは想像もしなかった。
一方で、「仰ぎけり」の抑制の効いた下五が何とも心憎い。
「阿蘇」8月号より抄出。(Midori)
滝を、「水の歓喜」と捉えた作者。
「滝」が夏の季語だということをしみじみと実感させられる。
「歓喜」という、本来人の感情を表出する言葉が、
「滝」の形容に、これ程ぴったりだとは想像もしなかった。
一方で、「仰ぎけり」の抑制の効いた下五が何とも心憎い。
「阿蘇」8月号より抄出。(Midori)
流れの果で水は迸り、いよいよこれから滝壺に向けて一気に落下してゆく…。
きらめく水の一粒一粒の歓喜の声が聞こえるようです。
主宰特選、そしてたくさんの互選があったと記憶しています。
私ももちろん、5句選に迷いなく入れました♪
素敵な一句ですね~☆
彼女は吟行が苦手だなんて風評がありますが、
そんなことないですよね!憧れの女性です♪
こんな句が欲しいけど、
今年もまたできませんでした(泣)
「といふ」は3文字、「てふ」は2文字。
「てふ」は音だと、「チョウ」となるので、
あまり好きではありません。
字数に余裕があれば、
「と言ふ」を使いたいです、私は♪