去年今年大河は底の早瀬なす 神蔵 器
大河というゆったりとした時の流れは、ひとつの人生にも似ているが、
「人に余生などない」と仰る作者に、そんな悠長なことなど言っていられない。
彼にとっては、過ぎゆく時の早さを日々実感していることこそが、
真に生きていることの証しなのだろうか。
去年今年という静かな時の移り変りに、新たな感慨を覚えた。
「風土」主宰。「俳句」1月号〈新年詠8句〉より抄出。(Midori)
大河というゆったりとした時の流れは、ひとつの人生にも似ているが、
「人に余生などない」と仰る作者に、そんな悠長なことなど言っていられない。
彼にとっては、過ぎゆく時の早さを日々実感していることこそが、
真に生きていることの証しなのだろうか。
去年今年という静かな時の移り変りに、新たな感慨を覚えた。
「風土」主宰。「俳句」1月号〈新年詠8句〉より抄出。(Midori)
一日一日が、勿体なく過ぎて行かないようにしたいですね☆
世の移り変わりの早やさを詠まれているのではないだろうか。
去年今年の季語によって、
深い味わいになっていますね。