十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

2011-01-15 | Weblog
人襲ふ雪片の性ありにけり    山田弘子
人慕ふ雪片の性ありにけり       同


吹雪けば、雪片は顔を襲い、目や口の中まで容赦なく攻撃してくる。
天から舞い降りて来るふわふわとした雪片は、頬にぴたりとくっ付いてしまう。
雪片は、まさに両面を合わせ持った魔性の性なのかもしれない。
2008年山田弘子編 「彩sai」より抄出。(Midori)
 

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
弘子先生 (今村征一)
2011-01-15 21:59:04
やがて亡くなって一年懐かしい先生の句が出てきた。よく可愛がって頂いた。
円虹十周年記念の募集句で特選一席
「鍵掛けず島ごと昼寝してをりぬ  征一」
魔性を秘めた作家だった。
返信する
特選一席 (みどり)
2011-01-15 22:19:03
鍵掛けず島ごと昼寝してをりぬ  征一

素晴らしい句ですね!
まるで、吾が町、南関町のようです(^^)
征一さんは、いつもですが、ここぞの時はいつも大賞なのですね~♪
返信する

コメントを投稿