またたいて星も御慶を述べあふか 鷹羽狩行
「新年句は、やって来る正月を想像するのではなく、
過去をよみがえらせ作る」という作者。
瞬く星と、新年の最も新年らしい季語、「御慶」との取り合わせに、
久しぶりに彼のロマンに触れた気がした。
「俳句」1月号より抄出。(Midori)
「新年句は、やって来る正月を想像するのではなく、
過去をよみがえらせ作る」という作者。
瞬く星と、新年の最も新年らしい季語、「御慶」との取り合わせに、
久しぶりに彼のロマンに触れた気がした。
「俳句」1月号より抄出。(Midori)
平成9年6月号にNHK俳句の「俳句を書にする色紙編」で
好きなひとばかりを狙ひ雪礫 今村征一
鷹羽狩行先生選の句を水野栗原先生がを10種類の書き方で四ページにわたり書いていただき掲載された。
狩行先生のおかげで生涯の記念俳句集の一冊を手にした。
齢をとられたなと思っていましたが、
こんな句を見るとまだまだ彼の青春性が、
嬉しく、やはり惹かれます。