ゆるみつつ金をふふめり福寿草 深見けん二
その縁起のよい名前を聞くだけで、華やぎと新年の寿ぎを感じさせる福寿草。
次第にふくらみはじめた莟に、「金をふふめり」という断定の潔さ。
金色の花を咲かせるであろうという大きな期待が余韻となって膨らむ。
2013年版「俳句年鑑」より抄出。(Midori)
その縁起のよい名前を聞くだけで、華やぎと新年の寿ぎを感じさせる福寿草。
次第にふくらみはじめた莟に、「金をふふめり」という断定の潔さ。
金色の花を咲かせるであろうという大きな期待が余韻となって膨らむ。
2013年版「俳句年鑑」より抄出。(Midori)
円熟した作者の良い句を鑑賞させていただいた。
「ゆるみつつ」には作者が春を感じた喜びも、表現されているように感じました。お顔も思わずゆるんだのではないでしょうか。
グラビア写真で、身体を鍛えていらっしゃる姿を、
思い出しています。
福寿草が、福島にもダブってしまいました。
こんな句もありました。
翁とも幼顔とも初鏡 けん二
今年は災害のない年になって欲しいものです☆