十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

手毬

2012-01-15 | Weblog
手毬つく死の刻限の過ぎたるに   八田木枯

「死の刻限の過ぎたるに」とは、随分あっけらかんとしたものだが、
漠然とした死の恐怖からの解放感でもあるのだろう。
「手毬つく」の期待を裏切らない展開が、とっても洒脱。
「俳句」1月号〈新年詠8句〉より抄出。(Midori)