峡深きほどに香り来稲架襖 米澤貞子
山峡深く行くほどに、疎らになる民家。
山々に囲まれた丸い空の下、行き交う人も車も少なくなる。
最近では随分珍しくなってしまった稲架を見かけると、
日本の原風景に出合った気分になる。
長閑な里の秋の深まりに、稲架襖の深い香りに癒される。
「阿蘇」1月号〈雑詠〉より抄出。(Midori)
山峡深く行くほどに、疎らになる民家。
山々に囲まれた丸い空の下、行き交う人も車も少なくなる。
最近では随分珍しくなってしまった稲架を見かけると、
日本の原風景に出合った気分になる。
長閑な里の秋の深まりに、稲架襖の深い香りに癒される。
「阿蘇」1月号〈雑詠〉より抄出。(Midori)