老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    猫ちゃん

2019-07-23 10:21:18 | 俳句

     

 

       🐢     猫と犬の公僕なりぬ去年今年

こんな句を投句したことも。

 

最近の猫ブームはすごい。

テレビでも動物、特に猫ちゃんを主にした放送がチャンネルを回すと、いつも飛び込んでくる。

写真は 2008年、11年前の写真。この頃は写真を撮ることもなく、ひたすら世話に追いまくられていた。嬉しい苦労だった。人使いが悪い、猫ちゃんは一日に何回かの生理現象を終わると必ず、「終わったニヤーンニャンーン」 と告げてくる。猫トイレの始末とお掃除をじっと可愛い眼で見つめている。

トイレも二階と下の二ケ所。うんちは必ず二階のトイレだった。

 

        

 

この頃の猫ちゃんは人間で言うと、60才くらいかしら。一番かしこく元気な頃だった。

猫も犬もそして私達夫婦も、老いることは頭の片隅にもなかった。いつまでも元気でいると思っていたハッピーな頃だった。

今だと、猫と犬をモデルにいっぱい写真が撮れるのに、残念だ。

最近は 「ねこ」 岩合光昭の、写真集をめくって、にやにやと、でれでれと、癒されている毎日。

 

    没     仰向けに猫がばんざい風死せり

 

昔の猫ちゃんの姿態を想い出してネットに投句をした。風死す。日盛り。炎昼。青畳。季語はどんな季語でもよいし、ありふれた類想。没はあたりまえだ。

 

今日も暑くなりそうだ。

ああ、ハナちゃんに会いたい。慎ちゃんにも  🐈 🐩

 

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     草いきれ 

2019-07-22 15:06:12 | 俳句

      

 

梅雨の晴れ間をぬってちょっとお散歩。気晴らし。

こんな綺麗な景色も。少し知り合いの実家の長屋門を移築されて、観光コースになっている場所。

著名な彫刻家が移築をした建物を仕事場にして製作し励んだ家だ。

かって犬が生きていた時はよく散歩に来た場所である。想い出が甦ってきて、ペットレスは完治されていない。鼻がムズムズとし、涙腺がゆるむ。

 

             底の見ゆ小流れ涼し長屋門

 

       

 

             石を割るつんざく音や草いきれ       

 

夏草にうもれて二体の石仏が。むんむんと蒸し暑い。まるで蒸し風呂に入っているようで気の毒に思う。

草いきれ、、という言葉が浮かぶ。今日の状況は、正確ではないけれど。。。

雨に濡れた草が、お日様に当たって蒸発をしている。その息れで、まあ不快指数はうなぎ上りの状態だ。

 

          

 

帰り道に見つけた花。連れ合いに訪ねられるが?

葉は15センチくらい。花びらは槿によく似ている。12~15センチくらいの大さだ。品種改良をされた槿の一種だろう。おおきな花びらが雨粒を受けて頭を垂れている。

そんな散歩。気が晴れた。

 

             茶巾しぼりのやうな散槿かな

 

           

 

             花槿雨に頭を垂れをりぬ    

 

           

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    芋の露ならぬ、、、、

2019-07-19 11:15:05 | 俳句

   

 

 

昨日の事。

向うの家でいれば、毎日散歩をしている蓮池の畔を訪ねた。 これからが蓮の花の盛りになると知り合いと立ち話をした。

 

飯田蛇笏の句にこんな名句が。

 

     ☆    芋の露連山影を正しうす

 

写真を撮っていて、この句を咄嗟に思いだした。

芋ならぬ蓮の大きな葉に昨夜の雨粒が残っている。

葉の中心にある露は葉が風に揺れると、自然体で左右に揺れる。葉からこぼれそうでこぼれず安定をしている。

 

      

 

蓮池は農業用のため池。自然的に発生をした蓮が毎年美しく咲く。

蓮池の借景の山々は春となると花の山となる。私にとっては第二の故郷だ。

 

蛇笏の骨太の名句はあこがれ。蓮の露に何がある。想像の神が降りてきそうで、降りてきてくれなかった。

蓮の露を見ながら、俳句的な一刻を過ごした。

 

          まあ寄つて風蘭の花見てゆけと

 

          お山の大将蓮畑へ石を投げ

 

     

 

 

      

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    キウイ棚

2019-07-18 17:47:18 | 俳句

 

      

 

 お天気が悪い。であるから向うの家に行く。お日さまは嫌い。お日さまに当たると疲れる。。

 

家の辺りは青田に。夜にでもなれば蛙の大合唱が聞こえると思う。

私達が引越しをして、この地を去っても、ここは何も変わらない。来年も再来年も。

そんな事をいつも感じる。無常観、、、というべきか。

友人宅を訪ねる。町内から今回の選挙に立候補をしている人の事や、最近の団地の事件を聞く。池に落ちて老人が亡くなったと、お気の毒な話も。

 

      

 

キウイが大きく育っていた。 都会の人は店頭に並んだ キウイ は目にするだろうが、実際に実をつけたキウイの木の畑を知っているかな。

大きく育った木は収穫をする時に便利なように、手を伸ばして収獲が可能なように低く剪定をされている。枝は横に横に伸び棚状になっている。葡萄棚と同じ。

 

 

            涼しさは青いキウイのジュースかな

            青田渡りくる風筋に円座かな

            夏見舞採りたての堅いキウイかな

             風蘭を吊る縁側に通されぬ

            梅雨の月猫が子育て真っ最中

            麦藁帽見え隠れするキウイ棚

       

      

 

 

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   パソコンが夏休み

2019-07-17 11:05:06 | 俳句

今日から当分お休み?

パソコンが壊れた。このパソコンは古い、古い昔のを出してきた。写真も取り込めぬ。

カーソルも思うように動かない。それでも書くことはできる。

 

写真を入れると、手間が省けて文の説明が少なくてすんだ。 俳句に置き換えると、説明のいらぬ画面で想像をする、気をめぐらす 悪いが (プレバト俳句) だってことに思い行き当たった。

5・7・5で子供にも理解のできるやさしい俳句は写真をたよらず作る事、これこそ原点に戻って俳句作りをやろうと、、、、

パソコンを入院さそうとしたが、親しい電気店は水曜日が定休日。 きっと新しいパソコンに買い替えなさい?ってか。 それとも 二週間くらいかかるが治るってか?

五年で買い替えとなると、年金生活者には物入りだ。 写真を取り込めない古いパソコン2~3日は我慢ができるがな~。。。。

アイロンをかけていて、左手の親指のつき根を火傷した。ああ不自由だ。痛い。踏んだり蹴ったり!それに暑いときている。

 

そして、パソコンは書かないと思うけれど、したの根の乾かないうちに、又書いたりしていて。

 

        @       風鈴の舌の芭蕉の句が舞へり

        @       風死すや近くに聞ゆ飛行音

        @       旅行パンフ涼し穂高が手招きす

        @       落し文なぜなぜビルの踊り場に 

 

  

       

 

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