老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   碧い沖縄の海のような色の風鈴

2016-07-30 15:43:49 | 俳句

          ☆    まんた泳ぐ太平洋の明易し    長谷川櫂

          

去年の「俳句」八月号の特別作品50句の中の一句。
戦後70年を詠った句は、戦争と生と死を意識し沖縄を題材にした句である。その中でこの句は、大きい宇宙の下、広くて深い海を泳ぐまんたを詠んでいる。 
☆   わが旅の道しるべせよ大まんた   が同時に発表されている。戦後70年が過ぎても、混沌としている沖縄。政治に翻弄されている沖縄県民。
悠々と海を自由に泳ぐまんたに、夢、希望明るい未来を託す。旅の道しるべと云う言葉には
地球規模でみると、短い夏の夜が明ければ、強く生きようではないか、そんなような言葉に聞こえる。
          
      グラス                  花瓶

NHKのラジオ「今日は何の日」を聴いていると 1978年7月30日に沖縄の自動車が右側通行から、左側通行に変更された日であると放送されていた。
私が初めて沖縄へ行った時は右側通行であった。
パスポートが必要だったか?なかったか?記憶は定かでない。

         

栗林公園の民芸館で昭和40年代に収蔵された沖縄ガラスの展示をしていた。
太平洋戦争後の資源難のため、アメリカ軍基地で捨てられたコーラーやビールの空き瓶をとかせて再生したことから始まった品である。
我が家にも何品かある。
良い音色の風鈴を、ドアベルの代わりに吊っている。
玄関の扉が開くたび、チリン。チリン。と涼しい音をたてる。
普段使いの美しく丈夫なガラス製品である。
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