老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

  まぎれもなき 老人

2020-06-27 10:07:49 | 俳句

    

 

          煙消えお灸の余韻朝涼し

 

何からでも俳句は詠めるってこと。

最近は足が冷える。千年灸をすえている。少しはまし、、、効果はあると信じている。

今朝も三里のつぼにすえていた。

マッチで火をつけるやいな、煙が出る。舞うのもあるし、真っ直ぐに上に昇るのもある。

見ていて、あれあれ、、、俳句ができた。

( 三里を知らない?俳人失格! 奥の細道の冒頭の書き出し、、、)

 

   

 

昨日友人と電話で長話し。誰が亡くなった、誰それが認知症で入院をしている。誰が老人ホームのお世話になっている。そんな淋しい話題ばかりだ。

友人も私に劣らず負けず多くの病を持っている。

 

そして結論。

何がどうなっても私は老人だ。れきっとした老人だ!

それを悟ったから、それなら美しく老おうと決心をした。

ちょっとテンパッテいた、、、が、、テンパルのをやめよう。老人らしくおとなしく控えめに、しかし老人を全面に出して言うことも言おう!

傍若無人の若者の無知を心の中では,遠慮しないで笑おう。

長谷川町子さんのマンガの「意地悪ばあさん」みたいになったってかまうものか。

 

今朝は「美しくおしゃれに」、、、ページを開いて、世のおしゃれな婆さんの写真を見た。

綺麗だ、美しいと思った人たちは、銀座でカメラマンが見つけた美しい人達だった。真似なんて無理無理!

美しいリメイクの服を、、、

私のブログの写真が出てきた。まことに、あっちこっちの検索で引っかかる。

 

美しいとは、老いるとは心を磨くこと。難題だ。

 

感性も頭の回転も鈍く動作も、、、、老いを恥ずかしがらずに正直に生きてゆくことを友人との会話から気づかされた。

 

           網戸の風に舞ふ灸の煙かな

           生身魂出るもの腫物手あたり (夫の放屁)

 

コメント
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