老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

新しい試みの公園

2016-10-03 09:57:45 | 俳句
         🎑     遅れ来て深く黙礼秋扇

         🎑     十三夜離れて暮らす妻子かな
                             (ネット句会で得点をかせぐ)
     
     

栗林公園を散策。
この公園の素晴らしいことは、園内は足裏にやさしい土の径。
そして、外来の花は無く昔からの日本の花ばかりが咲いていること。
その径を行くと、あれいつもは見たことのない舟が池の畔に置かれいるではないか?
なんでここに、青いボートが、、、
池の掃除に使い、そのまま、仕舞われないまま置いているのかと近づく。

傍らに
「海を越えて」     大塚利香、 イレーネ.サルトリオ作の立札が立っている。
国籍の無い「海」をこの栗林公園に持って来ることで 大塚とサルトリオは「文化」とは「場所」とは何かについて話すきっかけを作りたいと考えたそうだ。、、、、、、、、、、
池の畔に座礁したこの舟は、見る者を戸惑わせる。
アクアマリンに塗った舟の中には海水が張ってある。
この作りも物の「海」の彼方には何があるのだろうか?
異なる文化圏で育った二人が、、、、、疎外感と社会に対する理想を共有しながら、、、、
要するに
「動態と変化」の下、日英の現代アーティストが対話と協働作業重ねた作品であると。。。。

この日は雨。
実際の景より、写真の景が日本の緑の庭にじっくりと馴染んでいるがごとく見える。
違和感はあるけれど、この二人の云うところの  文化、創造、言語的なことを考えてみようかな。


     

芙蓉の花が雨に濡れて頭を垂れている。

     🍒    公園のぬかるみ親し芙蓉咲く

     🍒    秋の雨しずかに染みる径かな

     🍒    公園のそこらここらに茸茸茸     
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする