老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

花菖蒲を見に

2016-05-28 13:40:19 | 俳句


肌寒く、雨がぽつりぽつりとしていたが、今日あたり 菖蒲も見みごろだろうと、栗林公園へ行く。
公園へ入るとすぐ、牛蛙の鳴く声にむかへられる。
先日見た、牛蛙のお玉じゃくしが早やかえって、蛙になたのであろうか。
なんとも、公園中を震わす大きな声で鳴いている。

   🐸   名園を震へあがらせ牛蛙

   🐸   牛蛙姿はどこぞ水よどむ



ぽつりぽつりと降っていた雨はすぐ止んだ。
菖蒲苑には、カメラを持った人が沢山きている。
私が認識不足なのであろうか、女性カメラマンが多い。
老いた人から、(私もその内のひとり、カメラマンというにはおこがましい。ブログに入れ込むだけの写真であるから。)若い女性まで見るからに高価そうな、撮影一式を携えている。
男性も沢山いて、菖蒲の花にシャッターを押していた。

   🐸   菖蒲畑花殻摘みの見え隠れ

   🐸   夏落葉積んでリヤカー径ゆく

    🐸   街騒を遠く下闇濃き公園 

       

   🐸   雨きざす苑に適ひて花菖蒲

   🐸   蛙の鳴き止み公園に寂もどる

今日のノルマを果たした散歩の距離にはならなかったけれど、菖蒲が美しい間に公園にゆけてよかった。
 
コメント
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