はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.263 ビジュアル・スカッシュ

2013-05-16 23:02:54 | お勉強



NLPにはパートという考え方がある。

何か行動を起こす時、あるいは行動を起こせない時、それは自分がしたことではなくて自分の中の一部がそうしたのだと考える。
その一部がすなわちパートである。

例えばお酒を飲むのをやめたいと思っているのにやめられないとする。
お酒を飲むのをやめようと言っているパートとお酒を飲んじゃえと言っているパートが存在する。
それは身体のどこかにいて、どこにいるのか、よくよく内面を探すと実は見つかる。
自分自身が頭でお酒を飲むのはよくないと思っているとすると、
それに味方するお酒を飲むのをやめようと言うパートは好意的で、
お酒飲んじゃえと言っているパートは逆に好ましくないと思っている。
だからその二つのパートは対立する。
身体のどこかにいるパートたちを身体の中から取り出して(もちろん、イメージの中で)、
質問したり、パート同士を対話させたり、統合したりすることで解決できる問題もある。

そんなワークを昨日やった。

服や書類などもう使わないものを捨てたいのに捨てられない。

捨てたいと思うパートは緑鮮やかなバッタの姿をしていた。
自分が緑色の模様の入った服を着ていたのと、
誰かがバッタの話をしたところからそんなイメージが湧いたのだと思う。

そして捨てられないと言っているパートはテニスボール大の大きなダンゴムシ。
丸くなって頑に自分の腹を守るダンゴムシ。
次男坊が描いた「おひさまとダンゴムシ」の絵が印象に残っていたのかも知れない。
バッタから虫つながりで連想したとも言える。

そして、バッタとダンゴムシに話し合いをさせて、
二つを統合して誕生したのがハリモグラ。

ハリネズミじゃないの?ハリモグラなんているの?
と言われたが、なぜかハリモグラ。

僕は、今では非常に透明感のあるヘアスタイルをしているが、実は昔から薄い人だった。
小学生の時にアオキくんと二人で近所の床屋に行ったら床屋のおやじに、
「ノンちゃんはアオキくんの半分くらいしか髪の毛がないね。」と言われたことがある。

スポーツをして汗をかくと、その少数精鋭の髪の毛たちが、団結してまとまって栗のイガみたいになる。
それで中学生の時にはバスケ部でハリモグラってバカにされた。
そんなこと思い出すなんて思ってもいなかった。

でもきっと僕のコンプレックスの根源は少年時代にあるんだよね。
だから、本人も忘れていたようなハリモグラが忽然と目の前に現れるのかも知れない。

でも不思議と愛おしく思ったよ。
もう、それは僕の中では受け入れられていることだからね。

そう言えば昨日の僕のテーマは「アクセプト」だった。

Vol.253 春ですね。アクティブに行こう!

2013-03-16 20:21:08 | お勉強
忙しいと言わない 
って決めているんだけど。

ラファエロにベーコン、ルーベンス、そしてダヴィンチ展もある今年。

子どもたちはドラえもんの映画が観たいらしいが、僕はパラノーマンとオズを観たい。

再来週は子どもたちが春休みなのでスキーに連れて行こう。

親父の命日、お彼岸にお墓参りに行けないけど、違う日にでも行けたらいいな。

子どものミニバスの応援にも行きたい。

レゴブロックでコマ撮りアニメもつくりたいし、久しぶりにブイブイTVの収録もしたいな。

なんて言いながら明日からNLPの学校に通う。
月2回の日曜日。

小学校の卒業式や入学式がある。
うまく休みが取れたらPTAとして手伝いたいとも思っている。

花見もここ何年かしていないな。

妻の実家の農業も手伝わなくちゃ。
種蒔きは5月だけど、その前に田んぼを2回くらい耕すらしいし。

川口マラソン以来、走っていないな。
暖かくなったし、走りたいな。

忙しいと言わない
って決めてるんだけど。


Vol.232 ファンタジー論

2012-12-21 18:46:42 | お勉強
映画といえば最近は、一人で観ることもあるが、ほとんどは子どもと観に行っている。

妻と観た映画の一番最近のものは何だったろう?「海の上のピアニスト」かな、もしかして。何年前だよって話だね。

はじめて一緒に観た映画はよく覚えている。「ベルベット・ゴールドマイン」
「おもしろかった!」って観たときは言っていたのに、結婚した後では「あんな気持ち悪い映画、観たくなかった」とか言われた。なんだかなあ。

子どもと観に行く映画は「カーズ」や「トイ・ストーリー」「ウォーリー」等々のピクサーの映画や、「チャーリーとチョコレート工場」「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」「コープス・ブライド」「アリス・イン・ワンダーランド」等々ティン・バートンの映画が多い。
年内に「フランケン・ウィニー」も観に行くつもりだ。

そんな感じなので自分はファンタジー好きなのだと思っているのだが、よくよく考えるとハリーポッターもナルニアも指輪物語も読んでもいないし観てもいない。



僕の勤めている聖学院大学の欧米文化学科には「ファンタジー論」という授業がある。

神話や伝説、昔話の中からファンタジー作品のもとになったところを探り、そして「魔法」や、「魔法の生き物」、「魔法使い」、「魔女」、「ヴァンパイア」等々、項目ごとに作品の分析をしていくのだそうだ。ディズニー映画と原作の比較などもする。
ファンタジーにはキリスト教文化の色が濃い作品も多い。
聖学院はキリスト教主義の大学だからキリスト教の視点からの学びもバッチリ。

ファンタジー好きの人にはホントたまらない。

実際に欧米文化学科にはファンタジーを書いて作家デビューしている卒業生がいたりする。(実はその卒業生からファンタジー論の授業が面白かったと教えてもらったのだ。)

今年はそんな素敵な「ファンタジー論」の授業の存在をうっかりすっかりスルーしてしまったが、来年はしっかり取材しようと思っている。

知的好奇心が刺激されるなあ。いやあ、学問って素晴らしいですね。なんてね。






Vol.186 孫子の兵法

2012-01-26 12:13:19 | お勉強
はぎやまのりへい100の質問が100まで到達して、忙しい振りをして、映画も観てないし、美術展にも行っていないのでブログの更新がご無沙汰になっている。
今日はちょっと、ムリやり書くのだ。

同じくご無沙汰していたWEB番組「ブイブイTV」を同じくムリやり先日アップした。

ブイブイTVでも話題にしたのだが、今、僕の中では「論語」と「孫子」が密かなブーム。
論語は何年か前から興味を持って、和訳の本を読んだり渋沢栄一の「論語と算盤」を読んだりしている。
今は一個人の「『論語』の言葉」を読んでいる途中。
孔子さんは厳格で、正しくて、そして思いやりも人情もあるので、勤勉で向上心のある僕は共感しやすい。

それから昨年の年末位から大学の就職セミナーとかビジネス書とかでやたらと「孫子の兵法では、」という言葉を耳にした気がする。
それで、はぎやまアンテナは孫子に向いてしまった。
とりあえず守谷洋さんという方が書いた「孫子の兵法」という本を読んでいる。

でも、孫子では冒頭から「兵は詭道なり」って言うんだよね。戦争はダマし合いだってこと。
まあ、本質はそうなんだろうし、勝ってなんぼの世界なんだろうけど、論語を読んで、山本五十六の映画観て感動しているような僕には、ちょっとそのまま受けとめるのは抵抗があるのです。

子どもがBSで「それいけ!アンパンマンくらぶ」っていう番組を良く見ているんだけれど、一緒に見ていたらこんなコマーシャルをやっていた。
「中国ドラマ孫子兵法」毎週月曜放映。



!!、そんなドラマやってるのね。月曜日は外出の予定だったので録画をしておいて今日見ました。
「孫子兵法」を書いたと言われる孫武が呉の国王に認められて軍師として活躍するというドラマ。
面白いんだけどもうすでに第29話かあ。来週はどうしようかなあ。
まだ、孫子をどう受けとめるべきか迷っているはぎやまのりへいであった。


Vol.161 レゴ・シリアスプレイ

2011-09-24 14:55:38 | お勉強
  



レゴ・シリアスプレイのセミナーに参加した。

シリアスプレイとはまじめな遊び。
レゴブロックを使って企画を考えたりビジョンを描いたりするメソッド。

考えてからつくるのではなくて、つくりながら考える。作品から意味や意図を読み取っていく。
ウィン・ウェンガー博士の「イメージ・ストリーミング」にも通じるところがある。
現在からの積み上げで未来を予測するのではなくて、未来像ありきで戦略は立てられていく。

最初のワーク、6個のレゴのパーツを使ってアヒルをつくるワーク。
セミナー参加者は12人いたのだけれど、同じアヒルはひとつとしてなかった。
たった6個のパーツとはいえ、計算すると組み合わせ方は1億数千パターンになるらしい。
それだけの組み合わせ方があれば当然同じものがつくられる確立は低いワケだが、しかし目指している目標「アヒル」は共通である。
だから、もしかして同じアヒルがあるのではと思ったけど、やはりなかった。それぞれの個性、表現の違いだ。




午後のワーク。
まずレゴを使わないでグループで会議を行う。
ある設定のもとで最強の「経営チーム」のメンバーの要件を考える。

次にグループの各人は最強チームの一人の役になって、それぞれの立場でそのプロジェクトの10年後のイメージを、レゴを使ってつくり上げる。
そのビジョンをグループでシェアする。そして、各人のビジョンの要だけを残してリクリエイト。チーム4人のビジョンを融合させたビジョンをつくる。

そして、できあがったビジョンに名前をつける。
次にそれぞれのメンバーの特性を表現するイメージをレゴでつくる。
そして最後にそのメンバーに必要な要件を言語化して、レゴを使わないで会議をした時のものと比較する。

レゴを使うとワールドができる。ビジョンは立体的になり、ストーリーが生まれる。
それぞれの企画やメンバーがキャラクター化される。
つまり面白みが出る。

いや、最初から、レゴを使いだした時から楽しいのだ。
楽しんでやる仕事はクオリティが高いに決まってる。
仕事の先に目的があるのではなくて、仕事そのものがモチベーションなのだから。

手や指は脳と繋がっている。
脳だけで考えないで、手や指を使って考えるというのがレゴシリアスプレイ。

色や形や組み合わせ方の多様性。そしてその色や形や組み合わせ方に持つイメージは人それぞれである。
自分で見えている、感じている景色は、隣の人が見ている景色と同じであるとは限らない。
自分がまったく意図しなかったことや、気がつかなかった意味を質問によって気がつかされることが少なくない。
それもレゴシリアスプレイの特色。

興味がある人はぜひ参加されるといい。あっという間に時間が過ぎる。超オススメ!