[映画ニュース] 黒沢清監督、最新作でウズベキスタンを描く 「世界の果てまで」オリジナル脚本で製作決定 https://t.co/hFvmHQ4FsW pic.twitter.com/WehuwMkhx3
— 映画.com (@eigacom) 2018年4月3日
なんというか、西部劇になってほしい!という期待。
ペキンパーの『ビリー・ザ・キッド』〔1973〕みたいな‥‥‥
前作『散歩する侵略者』〔2017〕は、三郷のシネコンで観て、ぽろぽろ泣いたのだったが、後日「あの映画って着ぐるみの出ない回のウルトラセブンでは?」と考え直し、それなら「ウルトラセブンのほうがよいのでは?」となり、はからずもおのれの世代的限界を見つめ直すことに‥‥‥
エリセが『ミツバチのささやき』〔1973〕でフランケンシュタインの怪物を出したように、『散歩する侵略者』にもメトロン星人やペロリンガ星人的なギミックを繰り出してほしかったわけなのである。
そういえば以前、蓮實先生が清監督には「フェティシズム」がないと好意的に評していたことがあって、ホラー系の代表作においてはその通りなのだが、『散歩する侵略者』や『Seventh Code』〔2014〕のようなSF的ガジェットが必要とされるファンタジーではその性質はあまりよろしいといえず、『散歩~』の無人機のアクションシーンなど相当疑問符がついた。
そのあたりは『シン・ゴジラ』〔2016〕の監督の、あふれでるフェティシズム(=幼児性)に軍配があがってしまうのがおのれの世代なのである。
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<概念>を奪う侵略者は他にもいた。 夏帆×染谷将太×東出昌大×黒沢 清監督 映画『散歩する侵略者』から生まれた恐怖と驚愕の侵略サスペンス | |
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