映画時々お酒

心と体に栄養を♪

バースデイ・ガール

2003-04-20 21:51:00 | 映画
ニコール・キッドマンがロシア女性に扮したちょっと変わったお話。

真面目一筋の銀行マンは、女性との出会いがなく、インターネットでロシアから花嫁を募集する。やってきた花嫁は英語が話せず、彼の思う通りになかなかいかない。そうこうするうちに彼女の友人が押しかけてきて・・

主人公のベン・チャップリンはパンツ一枚になったり、ニコールはロシア語駆使して頑張ってるけど、舞台がイギリスのせいもあり、全体的に湿っぽくお話が重くて暗い。特に前半は話のテンポが悪く退屈。主演二人が真面目過ぎるのかもしれない。笑えるシーンも用意されてるけど、あんまり単純に笑えないのね。二人の頑張りが空回りしててちょっと可哀想。もっとあっけらかんとしたお話なら良かったと思う。
真面目な彼の密かな趣味、「緊縛ビデオ」見つけて、それを目を輝かせながら研究するニコールがかわいい。(それを実践するサービスシーンあり)
二人の喧嘩シーンなんか、ニコールは顔真赤にして(どんどん赤くなる、あの変化はすごい!ちょっと怖い)ホントに本気でしてるってわかります。
そうそう、ロシア女性の設定だからか、フォーク・ロア調のニコ-ルの衣装がいつもよりかわいいです。

ロード・キラー

2003-04-16 00:31:00 | 映画
あ、危ない、その好奇心(退屈凌ぎ)が命取り!の若者が無謀して恐怖する映画。よせばいいのに~♪
主演の若者の男の子は・・忘れた^^;女の子はリーリー・ソビエスキー(「ディープ・インパクト」)。

無線で女のフリをして、トラック運転手をペテンにかけた兄弟を、そのだまされた男がサイコに追っかけてくる、と言うお話。

お馴染み?のでっかいトレーラーが(車が巨大だから運転手が見えない)しつこくしつこく、まるでモンスターのように追っかけてくるんです。

教訓。ガソリンは忘れず満タンにしてドライブに出る。他の運転手(特にトレーラー)はからかわない。事件が起きたら、さっさと警察に駆け込みましょう。そしておうちに真っ直ぐ帰りましょう。寄り道やUターンは不可!(笑)

クレイジー・イン・アラバマ

2003-04-13 19:59:00 | 映画
「ミルク・マネー」のメラニ-・グリフィスが良かったのでレンタルしてしまった。
夫のアントニオ・バンデラスが監督、メラニー主演。

エキセントリックな叔母を持つ主人公は、風変わりな家族に囲まれ、その土地の人種差別などを体験しながら成長していく・・

愛妻メラニーを主人公にした軽いお話と思ったら大間違い!これがとにかくブッとんだキャラで、でも憎めない、信じられないような人生を驀進していくのです。(暴力夫を殺して、その首だけを持って、映画スターになるべくハリウッドへ乗りこむと言う、すごいキャラ)
片や主人公の少年(ルーカス・ブラック)は、そんな叔母を見たり、正義を貫こうとする黒人の男の子を見たりして、自分の主張をきちんとする男に成長していくわけですが。結構この人種差別シーンは長く描かれていて、ブラック・コメディっぽさから、社会派ドラマに。
なんと言ったら良いでしょう・・ちょっと不思議なお話。叔母さんは結局裁判で有り得ないと思える無罪になるし。自分の信念を貫けば、勝つと言うことかなあ・・

ところでメラニ-、ブロンドだとモロ自分が出ると思ったのか、この映画の中では人気スターになってもずっとブルネットのままで、むしろ違和感が。普通人気が出たら髪の毛、明るくするのでは?と思ってしまった。
でもこのメラニ-もかわいいけどね。

ブレイド2

2003-04-06 22:16:00 | 映画
コミックが原作の吸血鬼アクション映画。
主演はウェズリー・スナイプス。

吸血鬼と人間の血を併せ持つブレイドは、今日も吸血鬼ハンティングへ。しかし新種の吸血鬼を倒すため、一時的に今までの敵と手を結ぶことになり・・

コミックを意識してか、前回同様、何だかポーズをいちいちキメるのはご愛嬌。でもそれが好きだったりしますが^^(アクションのたびに思う、あの重そうなロングコートに足は絡まらないのとかー笑)
アクションはそれほどCGやワイヤーは使ってないようで、結構そのまま撮影してる?最近の映画のすごすぎるアクション見ていると、スピードがないとか迫力がないとかちょっと思ってしまうのですが、見慣れたらそうでもなくなります。
しかし新種のヴァンパイヤは、吸血鬼と言うより、もうエイリアンで、途中からSF映画だっけ?と思うくらい^^;

インソムニア

2003-04-06 16:49:00 | 映画
これは何とリメイクなんだそうで。主演アル・パチーノ。「メメント」のクリストファー・ノーラン監督作品。

アラスカの殺人事件の捜査にやってきたロスの刑事は、内部監査によって同僚から告発される予定の微妙な立場。捜査中にその同僚を誤って射殺してからは、眠れない日々が続き、やがて犯人から「同僚を殺した」と指摘されて、彼の行動はだんだん異常になっていき・・

犯人はロビン・ウィリアムス(最近悪役転向中らしい)だけど、アル・パチーノの独壇場。不眠症の悩める刑事がぴったりはまってる。あまりオーバーにしてないのもいい。
犯人探しがメインではなく、主役の悩みの方がポイント。彼のしたこと(同僚殺し)が意図的だったのか事故だったのかは、最後まではっきりしない。「今となっては自分もわからない」と言っていたのが印象的でした。
彼に憧れる地元の新米警官にヒラリー・スワンク(「マリー・アントワネットの首飾り」)。犯人はロビンでなく別の人がやっていいかも。
舞台となるアラスカの寒々とした風景や白夜が、このお話にぴったりで効果をあげています。

「インソムニア」=不眠症。
「良い警官は謎解きで眠れず、悪い警官は良心が眠らせない」(主人公の言葉より)