HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第1213話≪「Freshers’ Leave Year Program(FLY Program)(初年次長期自主活動プログラム)」≫

2012年11月21日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、≪「Freshers’ Leave Year Program(FLY Program)(初年次長期自主活動プログラム)」≫を東京大学が11/14に発表しています。

 この≪FLY Program(初年次長期自主活動プログラム)≫とは、東京大学が2013年度入学の新入生を対象に、ボランティアや海外留学など自主的な活動を支援するため、1年間の特別休学を認める制度です。

 ≪FLY Programの一年(例)≫をクリックして確認願います。

 この計画は、30人程度が対象で、必要に応じ上限50万円で費用も支給します。

 みなさんが既に知っているように東京大学は秋入学制度を積極的に推進していますね。

 そこで、東京大学は昨年から、入学時期を1年猶予する欧米の制度≪ギャップイヤー(gap year)≫を参考に、学部生の入学を半年猶予する秋入学移行を検討していました。新プログラムは春に入学させ、1年間休学を認め、秋入学導入は、引き続き検討するとしています。

 自主体験としてボランティアや海外留学、インターンシップなどを想定していますが、最大は、学生自身の考えを尊重することです。
 入学手続き時に申請してもらいますが、希望者が多い場合は選考し、枠内で実施するらしいです。


 注)ギャップ・イヤー( gap year)とは、
   高等学校からの卒業から大学への入学、あるいは大学からの卒業から大学院への進学までの期間のこと。英語圏の大学の中には入試から入学までの期間をあえて長く設定して、その間に大学では得られない経験をすることが推奨されている。この時期にアルバイトなどをして今後の勉学のための資金を貯める人も多い一方で、外国に渡航してワーキング・ホリデーを過ごしたり、語学留学したり、あるいはボランティア活動に参加する人も多い。


      ≪FLY Program(初年次長期自主活動プログラム)について≫

  1.目的・趣旨等
   1)入学直後の学生が、通常の大学生活の開始に先立ち、社会における主体的な活動を長期間体験することを通じて、従来の意識・価値観を相対化しつつ、大学での学びの意義・目的を自ら認・発見できる途を拓く。初年次に学生が自らの主体的な選択により学校生活を離れた多様な活動の体験を積む機会を提供し、支援する。

  2.対象者及び採用人数
   1)新たに教養学部前期課程に入学する学生(平成25年度は4月入学者のみ)
   2)若干名

  3.基本的な許可要件
   1)計画が上記に示された目的・趣旨を踏まえて、実現可能な形で立案されており、かつ教育上明らかに不適切な内容を含まないこと。
   2)本プログラムに採用された学生は、「初年次特別休学」を申請するものとする。
   3)1年間の初年次特別休学により卒業までの期間が延びることを了解していること。
   4)計画内容に応じ、災害傷害保険及び賠償責任保険等に加入すること。
   5)初年次特別休学期間終了後、所定の報告を行う。

  4.初年次長期自主活動の期間等
   1)本プログラムにより活動する期間は、初年次特別休学の期間である1年間とし、原則として期間中の復学は認めない。(なお、初年次特別休学の期間は、現行制度の休学期間には算入しない。)
   2)本プログラムにより活動する期間の延長は認めない。ただし、現行の休学制度の適用によって実質的に活動を延長することは妨げない。

  5.学生の活動の評価
   1)本プログラムへの採用者は、応募者を審査のうえ選定する。
     審査結果は、履修申告期間開始前までに決定・通知する。
   2)採用時の審査及び初年次特別休学期間後の評価は、下記に基づき実施する。

  6.期間中の連絡・相談体制及び安全管理
   1)本プログラムに採用された学生が、定期的に連絡や相談を行える教員が配置される。
   2)海外での活動において、外務省海外安全ホームページや本学国際本部が発行する「海外渡航危機管理ガイドブック」を参考とする。
   3)活動中に万一緊急事態が起きた場合の連絡先は別途定める。

  7.経済的な支援
    本プログラム採用者に対しては、有意義な活動への積極的な取組みを支援する観点から経費の一部を支援する。

  8.申請手続き等
   1) 本プログラムへの申請は、入学前(入学手続き時)の事前申請、及び入学後(プログラム説明会後)の本申請の二段階で行う。
   2) 本学入学試験合格者のうち本プログラムへの採用を希望する者は、入学手続書類に事前申請書を同封し申請する。なお、本プログラムの募集要項は入学手続書類に同封し、本学入学試験受験者に予め配付する。
   3)本学への入学直後(4月当初)に実施される詳細な説明会に参加した上でプログラムへの採用を希望する者は、具体的な活動計画等を付した本申請を教養学部学生支援課学生支援係に申請する。
   4)申請が承認された者は、教養学部長に対し、速やかに本プログラムに伴う初年次特別休学願を提出する。
   5) 初年次特別休学の期間は、当該年度の4月1日に遡り、同年度3月31日までとする。

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