高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!
みなさん、昭和23年(1948年)から本格的に始まった「学校基本調査」は、その調査目的を若干変化があったものの基本的には7つの調査(学校調査、経費及び資産調査、学校施設調査、入学調査、卒業者調査、教員・学生・生徒・児童異動調査及び学齢児童及び学齢生徒調査)で構成されています。
更に平成15年度からオンライン調査を導入し、調査期日は毎年5月1日現在で調査しています。
平成24年度版は8月27日に平成24年5月1日現在の調査結果「平成24年度学校基本調査(速報値)」の公表がありました。
今回から大学卒業後の動向を調査したのは初めてで、雇用環境の深刻さが、あらためて裏付けられ、「大卒ニート」問題が浮き彫りになり、早い段階で抜本的な対策を講じることが求められています。
以下に「平成24年度学校基本調査(速報値)」から抜粋して見ますと、
1:調査内容
・調査期日:平成24年5月1日現在
・調査対象:幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校及び各種学校並びに市町村教育委員会
・調査項目:学校数、在学者数、卒業者数、就職者数、進学者数等
2:調査結果の主な概要
◆幼稚園から高等学校までの在学者は、1,543万6千人(前年度12万4千人減少)
(小学校⇒4年間減少傾向12万3千人減少=過去最低)
(中学校⇒過去7年安定的に推移、高等学校⇒過去4年安定的に推移)
しかし、数年後減少傾向に転じる見込み
◆大学の在学者は、287万6千人(前年度1万8千人減少)
(全体的に増加傾向でしたが、前年度過去最高で、今年度は減少)
◆専門学校の在学者は、57万8千人(前年度より4千人増加)(3年連続の増加)
◆大学・短大への進学率(平成22年度をピークに、ここ2年は微減)
・大学・短大進学率(現役)53.6%(前年度より0.3ポイント低下)
・大学(学部)進学率(現役)47.7%(前年度と同ポイント)
・専門学校進学率(現役)16.8%(前年度より0.6ポイント上昇)
◆就職率(高卒、大卒、大学院卒共に、2年連続上昇)
・高卒就職率16.8%(前年度より0.5ポイント上昇)
・大卒就職率63.9%(前年度より2.3ポイント上昇)
・大学院卒就職率(修士課程) 73.2%(0.6ポイント上昇)
・大学院卒就職率(博士課程) 67.2%(3.3ポイント上昇)
「平成24年度学校基本調査(速報値)」から見えてくる問題点は、
◆今春の大学卒業者約56万人のうち、ほぼ4人に1人にあたる12万8000人(約23%)が安定した仕事に就いていない。
◆東京電力福島第1原発事故の影響を受ける福島県で、小学生が大幅に減少。
今回の調査の目玉は、雇用期間に1年以上の定めのある「非正規雇用」の項目を追加して調査したことです。
その結果、全国の大学を今春卒業(約56万人)のうち、「非正規雇用」に約2万2000人(卒業者に占める割合は、3.9%)が該当しています。
更にアルバイトなどの「一時的な仕事」⇒約2万人、「進学も就職もしていない(ニート)」約8万6000人、を加えます約12万8000人(卒業者に占める割合は、約23%)が安定した仕事に就いていないことが判りました。
文部科学省は昨年まで、「非正規」と「正規」を合わせた雇用を「就職率」として公表していましたので、上記に掲げたように昨年までの区分で見ますと、今年の就職率は卒就職率63.9%(前年度より2.3ポイント上昇)という結果になります。
最後に、この「学校基本調査」で上記の
・高卒就職率16.8%(前年度より0.5ポイント上昇)
・大卒就職率63.9%(前年度より2.3ポイント上昇)
を見たときに「あれ?」と思った方もいたでしょう。
HageOyaji通信の5/18配信で、
第1136話≪平成23年度最終「高校就職内定率⇒96.7%」「大学生の就職内定率⇒93.6%」(厚生労働省)≫
を覚えている方です。
⇒高卒の例では、
「16.8%」と「96.7%」という数値はどちらが本当の数字だろうか?と疑問を持たれた方もいたことでしょう。80ポイントと大変な差ですね。
「16.8%」は、文部科学省「学校基本調査」による就職率
就職率を算出する際の分母が「卒業者数」です。
「96.7%」は文部科学省と厚生労働省「就職内定状況調査」による就職率
就職率を算出する際の分母が「就職希望者数」です。
⇒大卒の例では、
「63.9%」と「93.6%」という数値はどちらが本当の数字だろうか?と疑問を持たれた方もいたことでしょう。30ポイントも差がありますもね。
「63.9%」は、文部科学省「学校基本調査」による就職率
就職率を算出する際の分母が「卒業者数」です。
「93.6%」は文部科学省と厚生労働省「就職内定状況調査」による就職率
就職率を算出する際の分母が「就職希望者数」で、大学生の一部を抽出したサンプル調査
同じ官庁から数字の違うデータを出されては非常に混乱しますね。何故、算出方法を判り易く説明していないのか疑問です。
みなさん、昭和23年(1948年)から本格的に始まった「学校基本調査」は、その調査目的を若干変化があったものの基本的には7つの調査(学校調査、経費及び資産調査、学校施設調査、入学調査、卒業者調査、教員・学生・生徒・児童異動調査及び学齢児童及び学齢生徒調査)で構成されています。
更に平成15年度からオンライン調査を導入し、調査期日は毎年5月1日現在で調査しています。
平成24年度版は8月27日に平成24年5月1日現在の調査結果「平成24年度学校基本調査(速報値)」の公表がありました。
今回から大学卒業後の動向を調査したのは初めてで、雇用環境の深刻さが、あらためて裏付けられ、「大卒ニート」問題が浮き彫りになり、早い段階で抜本的な対策を講じることが求められています。
以下に「平成24年度学校基本調査(速報値)」から抜粋して見ますと、
1:調査内容
・調査期日:平成24年5月1日現在
・調査対象:幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校及び各種学校並びに市町村教育委員会
・調査項目:学校数、在学者数、卒業者数、就職者数、進学者数等
2:調査結果の主な概要
◆幼稚園から高等学校までの在学者は、1,543万6千人(前年度12万4千人減少)
(小学校⇒4年間減少傾向12万3千人減少=過去最低)
(中学校⇒過去7年安定的に推移、高等学校⇒過去4年安定的に推移)
しかし、数年後減少傾向に転じる見込み
◆大学の在学者は、287万6千人(前年度1万8千人減少)
(全体的に増加傾向でしたが、前年度過去最高で、今年度は減少)
◆専門学校の在学者は、57万8千人(前年度より4千人増加)(3年連続の増加)
◆大学・短大への進学率(平成22年度をピークに、ここ2年は微減)
・大学・短大進学率(現役)53.6%(前年度より0.3ポイント低下)
・大学(学部)進学率(現役)47.7%(前年度と同ポイント)
・専門学校進学率(現役)16.8%(前年度より0.6ポイント上昇)
◆就職率(高卒、大卒、大学院卒共に、2年連続上昇)
・高卒就職率16.8%(前年度より0.5ポイント上昇)
・大卒就職率63.9%(前年度より2.3ポイント上昇)
・大学院卒就職率(修士課程) 73.2%(0.6ポイント上昇)
・大学院卒就職率(博士課程) 67.2%(3.3ポイント上昇)
「平成24年度学校基本調査(速報値)」から見えてくる問題点は、
◆今春の大学卒業者約56万人のうち、ほぼ4人に1人にあたる12万8000人(約23%)が安定した仕事に就いていない。
◆東京電力福島第1原発事故の影響を受ける福島県で、小学生が大幅に減少。
今回の調査の目玉は、雇用期間に1年以上の定めのある「非正規雇用」の項目を追加して調査したことです。
その結果、全国の大学を今春卒業(約56万人)のうち、「非正規雇用」に約2万2000人(卒業者に占める割合は、3.9%)が該当しています。
更にアルバイトなどの「一時的な仕事」⇒約2万人、「進学も就職もしていない(ニート)」約8万6000人、を加えます約12万8000人(卒業者に占める割合は、約23%)が安定した仕事に就いていないことが判りました。
文部科学省は昨年まで、「非正規」と「正規」を合わせた雇用を「就職率」として公表していましたので、上記に掲げたように昨年までの区分で見ますと、今年の就職率は卒就職率63.9%(前年度より2.3ポイント上昇)という結果になります。
最後に、この「学校基本調査」で上記の
・高卒就職率16.8%(前年度より0.5ポイント上昇)
・大卒就職率63.9%(前年度より2.3ポイント上昇)
を見たときに「あれ?」と思った方もいたでしょう。
HageOyaji通信の5/18配信で、
第1136話≪平成23年度最終「高校就職内定率⇒96.7%」「大学生の就職内定率⇒93.6%」(厚生労働省)≫
を覚えている方です。
⇒高卒の例では、
「16.8%」と「96.7%」という数値はどちらが本当の数字だろうか?と疑問を持たれた方もいたことでしょう。80ポイントと大変な差ですね。
「16.8%」は、文部科学省「学校基本調査」による就職率
就職率を算出する際の分母が「卒業者数」です。
「96.7%」は文部科学省と厚生労働省「就職内定状況調査」による就職率
就職率を算出する際の分母が「就職希望者数」です。
⇒大卒の例では、
「63.9%」と「93.6%」という数値はどちらが本当の数字だろうか?と疑問を持たれた方もいたことでしょう。30ポイントも差がありますもね。
「63.9%」は、文部科学省「学校基本調査」による就職率
就職率を算出する際の分母が「卒業者数」です。
「93.6%」は文部科学省と厚生労働省「就職内定状況調査」による就職率
就職率を算出する際の分母が「就職希望者数」で、大学生の一部を抽出したサンプル調査
同じ官庁から数字の違うデータを出されては非常に混乱しますね。何故、算出方法を判り易く説明していないのか疑問です。