HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第1157話≪「都立高校生らの海外留学を支援する制度「次世代リーダー育成道場⇒合格者決定」(東京都)≫

2012年07月06日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、東京都が今後10年間で戦略的に取り組むべき重点課題を抽出し、「2020年の東京」計画で8つの目標を達成するために、それぞれの課題を解決するために下記のような≪「2020年の東京」を支える12のプロジェクト≫を選定しているのを知っていますね。 

  1:耐震化100パーセントプロジェクト
  2:木密地域不燃化10年プロジェクト
  3:防災共助プロジェクト
  4:東京産電力300万キロワット創出プロジェクト
  5:スマートシティプロジェクト
  6:水と緑のネットワーク実現プロジェクト
  7:陸海空交通ネットワーク強化プロジェクト
  8:アジアのヘッドクォータープロジェクト
  9:東京の保育力強化プロジェクト
  10:生涯現役プロジェクト
  11:かわいい子には旅をさせよプロジェクト
     1万人の海外留学支援で若者の内向き志向を打破する
       ・都独自の高校生海外留学支援制度を創設
       ・大学生等の留学や若手の職人等の海外武者修行を支援
  12:四大スポーツクラスタープロジェクト


 この中に「かわいい子には旅をさせよプロジェクト」があり、1万人の海外留学支援で若者の内向き志向を打破することを目的に、「都独自の高校生海外留学支援制度を創設」しているのを知っていますか?

 東京都教育委員会は「Let'stry! 自分を、世界で鍛えてみないか Make your dreams come true!」のポスターを作成し、専用電話も開設し、海外留学にチャレンジする都立高校生を支援していました。

 この今年度から始まった新支援制度に都立高校の海外留学を希望する生徒は「次世代リーダー育成道場」に5月末の締め切りまで642人応募し、その中から東京都教育委員会は、合格者150人を決定し、6月末までに各校に通知しています。


 是非、このような企画(次世代リーダー育成道場)を他の教育委員会でも行って欲しいと思っているのはHageOyajiだけではないと思います。


 今回は「特別推薦枠」で8割以上が占めており、希望がかなわなかった生徒も多く出たようです。定員に対して4倍以上の応募があったこの制度は、倍率以上に狭き門だったようです。

 決定した150人には東京都が事前研修を行った上で留学先も確保しますが、この制度の特徴は、何といっても費用負担は非常に安く(約25万円~85万円)、応募者が増えた原因です。

 応募した生徒は面接などにより、150人の結果でしたが、全員が横並びで選考されたわけではなかったようです。

 東京都教育委員会の話しでは。日比谷、西、国立、八王子東などの進学指導重点校7校と中高一貫教育校10校に対しては「指定校学校特別推薦枠」として、各2人の枠を設け、その他の高校に対しては1校1人の「学校特別推薦枠」を設け、96人がこの枠で決まったとのことです。

 これにより定員の8割以上の130人が、特別推薦枠で占められたことになったようです。

 指定校枠を設けた理由を「世界や日本の将来を担う次世代リーダーの育成を目指すという、事業の趣旨に合った生徒の応募が期待できる」と説明しています。


 最初に費用負担が安く済むと記載しましたが、一般的に留学には年間で300万~400万円かかるのが相場ですから、約25万円~85万円というのは親の負担が非常に楽になります。


 「かわいい子には旅をさせよプロジェクト」を始めた一つの理由は、

  3か月以上の留学を経験した都立高校生は、
     1990年度 ⇒ 577人
     2011年度 ⇒ 115人
  に激減しているのも大きな原因です。

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