HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第1137話≪東日本大震災、被災地のがれき処理問題⇒広域処理が本格的に始まるのか?≫

2012年05月21日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、政府は東日本大震災の津波で被害に遭って倒壊した家屋や海水を被った家財等の災害廃棄物が大量に発生し、その処理を急いでいますね。

          

 5月19日午前中に宮城県石巻市から袋詰めしたがれき約80トンを積み込んだトラックが北九州市へ出発した映像をテレビで見た方もいたでしょう。西日本初の試験焼却をする「石巻がれき」は22日に約1400キロ離れた北九州市に到着する予定です。


 3月25日、がれきの広域処理に理解を求めるキャンペーンのために福岡を訪れた細野豪志環境大臣の、北九州市の小倉駅前で街頭演説、およびチラシ配りなどの活動などがありました。

 北九州市のホームページには≪東日本大震災に伴う災害廃棄物(がれき)の広域処理について(現在の検討状況)≫を作成し市民に常に新しい情報を流し、理解を得ようとしています。

 又、環境省も「広域処理情報サイト」を作成し広域処理を推進していますが、宮城県には19年分、岩手県には11年分の災害廃棄物(がれき)が残されています。

          

 現在までに処理された災害廃棄物(がれき)は約12.3%と発表されていますので、被災地の復旧・復興の障害となる大量のがれきを迅速に処理するために、全国の自治体にある既存の施設で処理する、「広域処理」が必要になっています。

 そこで、サイパン島が1000万トンを引き受けたいとの情報(5/19TBS報道特集で取り上げています)も飛び交っていますが、過去に日本でフイリッピンに廃棄物を輸出したことで国際問題を引き起こしていますので、海外での処理は非常に法的規制があり、難しいですね。

 政府が目標に掲げる2013年度末の処理完了の前倒しも期待されていますが、被災地県は「目標を達成するには、依然として広域処理を要請せざるを得ない」としています。

 今回、北九州市が宮城県石巻市のがれきを試験的に受け入れましたが、北九州市職員らは袋付近の空間放射線量を測定し、管理用のタグを袋に取り付けるなどした上で、搬出しています。
 最終的な受け入れの可否を6月中にも決める方針です。

 石巻市では被災地で最多のがれきが推定616万トン発生しましたが、石巻市の可燃性がれきが県外に搬出されるのは初めてで、西日本では初の試験焼却となっています。

 北九州市に続く西日本からの受け入れ先が出てくることをHageOyajiは期待します。

にほんブログ村 教育ブログ 高校教育へ